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DXの前に…

まず、自分が動いて、何とかできるところから、少しでも前に進めたい。

何の話かと言いますと、職場でのさまざまな現実について、些細なことでも変えるのは難しいなぁ...という愚痴を書きます。でも、あきらめず、すこしずつでも頑張ろう!!

...という話です。よろしければ、お付き合いください。

商品を発送する時に添付する伝票。複写伝票と言って、紙が4枚とか6枚とか重なっているタイプ。カーボン(古い?この言葉、通じるかな?)が付いているので、ドットプリンター(これも、なかなか古い!)で印字する。

1枚目はお客様控えで、2枚目が到着先控えで、3枚目が経理部門用で...とか書かれていて、カーボンの位置によって、売上単価が印字されるのは1枚目と3枚目だけ...とかいう仕様。

よくできています。伝票を受け取った場所では、上から順に紙を切り取って受領する。商品の動き、受領確認や請求、支払いといった、業務の流れに沿って伝票が回付されていく。今でいう、ワークフローの役割を担っています。最初にこれを考えた人はスゴイ!!これを普及させた人々もスゴイ!!尊敬します。

いつから、あるのだろう?私が学生の頃、アルバイトをしていた頃もすでにあった気がするし...

素晴らしいシステムです!でも...そろそろ、やめてもいいかな...

でも、勝手にはやめられません。相手もあることですし。

複写伝票が無くなれば、複写伝票を印刷する古いソフトウェアを使わなくてよくなります。つまり保守料がいらなくなります。ドットプリンターの保守料やトナーもいらなくなります。プリンターは今は複合機が主流だし、何より、印刷と言う事そのものが減りつつある時代です。ドットプリンターの保守料を毎年払い続けるのは、やめてしまいたい。

そう思っていると、ある大手の取引先A社から、「複写伝票をやめる」というお話がありました。この取引先はA社指定の複写伝票に明細を印字して、商品に添付することになっていました。(たいていの複写伝票は、各社各様のオリジナルレイアウトだったりします。)

ところが、「複写伝票をやめる。その代わり、A社より送付する Excel シートに明細を記入して、それを印刷したものを添付してください」というお話でした。

どの企業も、自社の扱いやすい形でデータを授受したいから、各社各様のレイアウトを指定してくるので、例えば EDI システムなんて、全社同じレイアウトなら簡単に済むことが、レイアウトが違うせいで、取り込みプログラムが多様化してしまっています。

話がそれました。EDIはまだ、データで授受できるからいいとして、複写伝票やExcelが各社各様なのは、なかなか困りものです。しかも、それを印刷して添付って...

難しい問題だなぁ。各社各様でデータの扱い方を効率化しようとしているでしょうし、そこには企業内での部署間の綱引きや現実もあるでしょうし。

全銀とかチェーンストアとか、標準レイアウトでやり取りしている業界もあるのですから、何とか各社が歩調を合わせて、標準フォーマットみたいなものでデータをやり取りできるようになればと思います。まあ、標準レイアウトでやっても例外はあるのでしょうが。

今、自分ができることは、各社から出てくる要望に柔軟に対応できる下地は作っておこうということ。あと、古いものを変えるチャンスがあれば、可能な限り乗っかっていくこと。

それと、既存のルールを変えるのは反対が常に多いので、変えるのではなく、新規機能の提供という形を取ること。新しい機能が良ければ、そちらに人は流れてくるし、新しい機能によって、古い機能の存在意義を薄めていくことで、いずれ淘汰されていくと考えています。

「変更します」といって反発されて、変な打ち合わせを延々やるよりも、「新機能です!」といって周知していき、反対する暇もなく誰もが当たり前に使うようになって、気が付いたらそれ無しではやってられない状況にしてしまう。そんな形か理想です。

まあ、とはいえ、難しいのですが。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。kindleでも、いろいろ書いています。こちらもぜひ、お読みください!

いろいろ書いていますが、コミュニケーションは苦手としています。そんなことも、前に kindle で書きました。読んでいただけると嬉しいです!


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