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費用対効果は嫌い。

とある提案をしたところ、費用対効果を出すように言われました。ごく、普通のことです。効果を数値、金額で示す資料を作成しました。

まあ、こういうことは、もう何年も、何回もやっています。今後も続けるでしょう。

さて、こうして出した費用対効果。実際に提案が通って実現した後、しっかり検証されているでしょうか?

私の知る範囲では、IT業者が提案時に出した費用対効果が実現したかどうかを、システム導入後に精緻に検証したケースは、まずありません。

ペーパレスとか費用対効果は、その重要性を否定する人は、まずいないので、便利に使われがちです。そのためか、「費用対効果が…」と言われた時点で思考停止してしまいそうで、あまりスキな言葉ではありません。

そもそも、費用対効果がホントに見込まれて、現実に投入したコスト以上のリターンが確実なのであれば、何も判断や考察の必要など無いはずです。

そう簡単にはいかないからこそ、「費用対効果は、どう?」という意見が出てくるのです。たいていの提案で示される費用対効果は、その通りにはいかない。ツッコミどころ満載であるケースが多い。

で…思ったのですが、「費用対効果」を口にする人は、たいてい、断るために、この言葉を使っているのではないか。「費用対効果」は、誰も反論できず、定量的に効果を示せないと言いやすい、最高の提案却下ツールなのではないか?

だとすれば、私たちは、「費用対効果」を持ちだす人たちと、同じ土俵に立ってはいけない。相手とは異なる基準で提案に理解を得るロジックを持つ必要がある。

「費用対効果」には、お付き合いしつつ、提案を通すための、こちら側の土俵というか基準。それを考えたい。……難しいけど。

価値創出。カルチャーチェンジ。動機づけ。そういったキーワードから、何かを見出したい。

♪幸せの基準はいつも 自分のものさしで 決めてきた (Trauma 浜崎あゆみ)

相手の基準ではなく、自分の基準で意味と価値を説明し、提案を通せるようでありたい。

なかなか道のりは遠いけど、少しでも、良い方向に向かいたい。そう思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。kindleでも、自分の想いを書いています。よろしければ、ぜひ!お読みください!

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haruhi
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