第60回ギャラクシー賞 贈賞式に 行って来ました!
第60回ギャラクシー賞 贈賞式に 行って来ました!
5月31日10時少し前に「渋谷東急セルリアンタワーの東急ホテルに行きました。この日は地下二階のスペースを「NPO放送批評懇談会」が貸し切り、4年ぶりのお客様をたくさんお呼びしての60周年記念贈賞式となりました。私は、事務局長の中島さんから頼まれて会場運営のお手伝いをさせていただくことになりました!なので、早めに現地集合。正会員のヴォランティアの人たちと学生のアルバイトが集められ100人近くのスタッフで準備が始まりました!
私の担当は総合受付でした。いらっしゃった来賓や会員の皆様の名札をお渡しし、受賞のリストをお渡しします。それらの準備をします。男性は私だけで、あとは女性、荷物運びなど必要と思われることを自ら見つけて行うという遊軍的な立ち回りをしてください!と福島さんに言われました!当日、配布する「GALAC 7月号」を封筒に入れる作業などをしました。お弁当がスタッフ用に用意されていて適宜食べるというようなスタイルで続きます!
今年は4年前と同じフルメンバーのリアル開催!そして、それに加えてオンラインにてYouTubeのライブ配信があるという大変な状況です!会場内では司会のジョン・カビラさん長野智子さんが早めにいらしておりリハーサルが行われていました。最も大事だったのが情報セキュリティです。事前に候補になった受賞者は発表されていますが優秀賞や大賞はこの日の会場での発表となります!なので、リハーサルは完全に扉を閉めた状態で行います。
午後の早めに報道陣が100人近く来られてスチル撮影、ムービー撮影、そして、記者の方々がたくさん来られました!今年は60周年記念ということで、特別に60周年記念賞として「タモリ」さんが来られることは事前に告知がありました!私もそのことを新聞記事で読んで知りました!
ギャラクシー賞は「放送批評懇談会」という名称からもわかるように、ある種のジャーナリズムを標榜した批評団体です!なので、社会的な意義やジャーナリスティックな意義なども鑑みての審査が行われます!私が担当させていただいているCM部門もそういう意味では他の広告賞と少し違った文脈で議論されることがあります!また「GALAC」の原稿を書く際にも社会への提言や問題提起といった要素も求められます。そんなところは創業者でもあった放送批評人の志賀信夫さんの理念がきちんと継承されているのではないでしょうか?批評を通じて共に考え、生み出した文化をより良いものにしていこう!という意思が感じられる団体です!放送と通信が融合することで今まで以上に多様な価値や文化が生まれて来ていますが、放送がこれまで70年培って来たものの価値が無くなるものではありません。特にギャラクシー賞はTV番組について語るもの。配信のドラマとかは今のところ対象外ですが、TV番組に限っても日本はかなり多くのチャンネルが様々なコンテンツを作り出しています。しかも地方局でも質の高い番組を作っている気概のあるスタッフがいるところもございます!放送批評懇談会はそうしたコンテンツも取り上げ光をあててより良い放送が行われることを目指しているのではないでしょうか?
と言いながらも、今年のフロンティア賞は「Abema TVのFIFAサッカーワールドカップカタール全64試合中継 生配信」(放送ではない。)というものでした!サイバーエージェントとテレビ朝日がタッグを組んだビッグプロジェクトでした!TVCM部門でも今年からWEB CMの受付が始まりました。
最終結果は以下の公式ツイッターをご覧ください!
この日の主なゲストは60周年記念賞の「タモリ」さん!
そして、個人賞の長澤まさみさん、
DJパーソナリティー賞の安住紳一郎さん!
などなど、
また、1953年にNHKに入局された御年94歳(?)のディレクターの岡崎栄さんが志賀信夫賞を受賞されました!岡崎さんのマイペースなユーモアのあるスピーチを聴き、精神の若さというのは人によるなと。そしてその若さは年齢に関係なくいつまでもあるんだなということを実感させていただきました!
そして。
TV部門の大賞はドラマ「エルピス」(@関西テレビ)でした!制作会社は元同僚がたくさん働いている制作会社ギークピクチュアズです。
おめでとうございます!
本作は、あの名プロデューサーの佐野亜佑美さんが島根在住の脚本家の渡辺あやさんとガチンコで何年もかけて創作したオリジナルドラマ!放送業界を扱った自己批評性!さらには、放送と政治との関係などもリアルに描かれましあ。そのTV局のスタッフを長澤まさみさんが演じられました!この日は佐野亜佑美さんと長澤まさみさんそして演出をされた大根仁さんが登壇されて祝福の拍手を浴びておられました!
佐野さんは、「カルテット」「大豆田とわ子と3人の元夫」などの傑作ドラマをプロデュースされています。そして昨年はNHKがコンテンツの海外展開も意識して制作されたドラマ「17歳の帝国」で関テレからNHKにプロデュースの外部委託というカタチで仕事をされたという業界の常識では考えられないようなこともされています。佐野プロデューサーの次回作も楽しみです!
制作の仕事は会社ではなく、誰がやるのか?誰が誰と組んでやるのかがブランド価値や顧客価値を規定するのではないか?と実感した贈賞式でした!
式の終了後は、4年ぶりの大勢でのリアル懇親会が行われました。そこで、久しぶりにテレコムスタッフの同期入社(当時はテレコムジャパン 1985年入社)の山田治宗さん(現在テレコムスタッフの社長)に会うことが出来ました!それだけでも感謝!放送批評懇談会!ギャラクシー賞ありがとおおおお!
これをNPO団体が運営しているということの気概をひしと感じさせていただきました。
ほんまに貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!