EOPにおけるセッカエルフの立ち回り
初めまして、悠々と申します。
今回私はEOP環境において、セッカエルフのみでの単騎グラマスを達成したので記事を書いてみようと思いました。
①構築について
②全体の勝率、及び有利不利について
③各対面の立ち回り
④今環境について
①構築について
まずは構築です。
MP0~10000までこのデッキを終始使用していました。
確定枠は以下の通りです。
・セッカ
説明要らず、3枚確定
・ブラストフェアリー
今期は連携R、ハンドレスV等の序盤の展開が強い対面が多いため、初手キープすることが多い。
また、1ターン目にフェアリーを手札に加えることが出来るためワンダーツリーに繋げられるのが強い。
・奇跡の実り
1コス3点突進2回復1ドローが弱いわけがない。
基本カウントが10以上になるまで、手札であっためていた方が良い。
あまりにも事故った場合、アマツと合わせてセッカカウントを進めに行くのも一つの手。
・妖花の捕食者
バウンスもでき、打点にもなる良カード。
切るタイミングとしては、盤面で戦うデッキに対してはブラストフェアリーの回収、回復系のデッキに対しては盤面処理やセッカの回収に使うイメージで使うと良い。
・リバースブレイダー・アマツ
最強カード。
6tでピアシィと合わせて使うことがほとんど。
その他8t銃士の誓いや、AF等の強盤面を返せるだけではなく、セッカカウントも溜めることが出来るため基本進化はアマツに切る。
また破壊耐性があるため、フラムグラス入りのユキシマWに対して後攻6t(先行7t)に置くことによってotkを防ぐことができる。
また、DやWと言った序盤に展開が少ないクラスやVのようなアグロデッキに対しては2tに出すのも有り。
・ワンダーツリー
とりあえず出しとけの精神。
融合していてもしていなくても強い、ただ2枚おきには注意が必要。盤面除去してこない相手に対してはセッカカウントを進める妨げになるだけなので、対面によって出すか出さないか判断。また、手札が溢れそうな時に融合して減らすことができるため、その都度出すか出さないか判断する必要がある。基本出す。
・フォレストフェアリー
進化を切りたいカードの一枚。
相手側からしたら残したくないカードのため、素出しして盤面付き合わせている間に手札を整えるなど多様な使い方ができる。
自分はほとんど3tに置いて残ればラッキーぐらいの感覚で使っていた。回復できるカードが多い且つ展開力が高い構築のため、無理にキープしておく必要はあまりない。パスするぐらいならセッカカウントの餌にする方が良い。
・化かし女将ホズミ
隠れ最強カード。
5t銃士の誓いが取れる、AFの破壊種類を減らすことができる、ラストワードを消せる、マグナセイバーをただの1/1バニラにできる等々無限の使い道がある。
さらにスタッツが3/3と大きいため、先行3tに置けばほぼ残る。
4プレイはセッカもアリアもない時、博打でデッキから出すぐらいしか使う機会がない。基本進化用。
ちなみに僕はオーブ入れた。
・瘴気の妖精姫アリア
すごくつおい。
・凍土の女王・ピアシィ
エンハンスが強力。
6tでアマツと合わせることで、実質無料進化を繰り返すことができる。
また本体の効果も強力で、連携Rなどの横展開が強いデッキに対して刺さりやすい。実りと合わせて大量除去も出来るが、正直ピアシィホズミの方が楽に除去できる。
あと可愛い。
・ギガンティックブロッサム
セッカカウントを進めることが出来るだけでなく、ワンダーツリーや、アマツ等と組み合わせることができるのは勿論、アリア後は打点にもなる小回りが効く良カード。
・森の遊撃者
エルフフォロワーを確定サーチできるため、アリアやセッカ等のキーパーツを探しに行ける。
バウンスはその時に応じて対象を変える。
例)ハンドレスVや連携Rはブラストフェアリーを使い回す。
以下、採用しても良いカード一覧です。
こればっかりは対面によって欲しいカードが違うため、環境の変化に応じて枚数調整しましょう。
中でも僕が注目したいのは、記憶の奇跡とアイヴィーキングの2枚です。
1コスでドローできるだけではなく、回復や直接召喚というおまけまで着いてくるお得なカードの為隙間に入れるならこの2枚かなと思っています。
また、現環境はアグロ系統のデッキが環境上位を占めている為、ヒーリングフェアリーも良い仕事をしてくれます。
②全体の勝率、及び有利不利について
まずはこちらの画像をご覧ください。
こちら、全158試合の対戦結果をまとめたものになります。
全158試合107勝51敗、勝率67.7%
前半に大型連勝を連発しましたがメモしていなかった為、恐らく全体の勝率は7割を超えていると思われます。
これを元に有利不利を分けたものがこちらになります。
全体的に見ると不利対面が少なく、安定して勝てるデッキとなっております。
また、今期のtier1デッキである連携RやAFNmに有利が取れていることから、今後Bo3での使用率も高くなるのではないかと予想しております。
③各対面の立ち回り
全てのデッキに対して書いていくとキリがないので、今回は以下のデッキに絞って見ていきたいと思います。
・連携ロイヤル
・ハンドレスヴァンプ
・ユキシマウィッチ
・AFネメシス
また、先に述べておくこととしてセッカエルフには二つの回し方があります。
一つは耐え続けてセッカで勝つ方法。
二つ目はアグロし続けて勝つ方法。
この二つです。
それでは見ていきます。
・連携ロイヤル
このデッキに対して注意すべきことは、"前半の展開をどう耐えるか"と"銃士の誓いをどう返すか"の2つです。
まず前半の展開に対する答えとしては、ブラストフェアリーを使い回す、ピアシィまで耐えて返す、フォレストフェアリーなどで盤面に付き合わせる、等々対処法が山ほどある為そこまで困ることはありません。むしろ、先行さえ取れればこちらが盤面を作って相手に付き合わせる、という事も少なくありません。また、回復カードも多く積まれている為、そこまで焦らなくて良さそうです。
次に銃士の誓いに対してですが、これは無限の取り方があります。アリアに進化が切れていればフォレストフェアリーやアマツで返せますし、仮にアリアが引けていなかった場合、ホズミを進化することで簡単に銃士の誓い+兵団長を取ることができます。
以上のことを踏まえ、ロイヤル対面に当たった場合欲しいカードは「ブラストフェアリー」「化かし女将・ホズミ」「瘴気の妖精姫・アリア」そしてブラストフェアリーが提示されている場合はバウンスカードを合わせる、といったマリガンが最適解と思われます。
・ハンドレスヴァンプ
これは最初で述べたうちの一つである、「回復して耐えて勝つ」という方に当てはまります。
このデッキはひたすら耐える、それだけです。
無理に攻めようとしたりするとかえって追い込まれてしまうので、油断せずに一貫して最後まで耐える、それを徹底すればそこまで苦戦はしません。
ただ、後攻だった場合回復が間に合わないことが多いため、基本不利な戦いを強いられます。右手を信じましょう。
以上よりハンドレスヴァンプ対面で欲しいカードは、「ブラストフェアリー」「ヒーリングフェアリー」「フォレストフェアリー」そして連携ロイヤル同様、ブラストフェアリーが先に提示されている場合はバウンスカードもセットキープして良いでしょう。
・ユキシマウィッチ
このデッキは耐えるもくそもありません。顔を攻めても回復されます。なのでひたすら展開しましょう。幸いにも相手は取りたくなくても盤面に干渉してしまいます。そのため常に盤面が空いた状態となるため、セッカカウントが溜めやすくなってます。
なのでひたすら展開し続け、セッカで殴り勝ちましょう。
また、アグロプランも通ることが稀にあるため、アマツやホズミといったスタッツの高いフォロワーで顔を削るのも一つの手だと思います。
最速ユキシマされた場合、後攻なら7t、先行なら8tにリーサルが飛んでくることが多いです。なのでアマツやセッカを上手く使い勝利を掴み取りましょう。
以上よりユキシマウィッチ対面で欲しいカードは、「瘴気の妖精姫・アリア」「リバースブレイダー・アマツ」「フォレストフェアリー」「ギガンティックブロッサム」「化かし女将・ホズミ」。
今回はブラストフェアリーがそこまで欲しい対面ではないのでバウンスは返してもよさそうです。
ただ、ワンダーツリーが見えていた場合はブラストフェアリーをキープしても良いでしょう。
・AFネメシス
この対面は注意することが多い代わりに、それさえケア出来れば勝てるというシーンが多くあります。例えば、キャノンアーティファクトが来るターンは大量展開をしてファンファーレを封じる、ホズミでAFをフェアリーに変え破壊種類が進むのを防ぐ等、とにかくAFが嫌うことを全てできるのがセッカエルフというデッキです。
また、今期はパラダイムシフトを手札に加えるカードが少ない為、回復があまりない印象を受けます。そのため、アリアがすごく刺さります。
アリアの効果がついているだけで、安定してリーサルを取りに行くことができます。
以上のことを踏まえてAFネメシス対面で欲しいカードは、「化かし女将・ホズミ」「瘴気の妖精姫・アリア」「ワンダーツリー」の3枚です。ただ、AF対面はホズミに進化を切る関係でEPがすぐ消費されてしまいます。そのため、ピアシィは極力エンハンスで切るようにしましょう。
④今環境について
今環境は初日と3日目を比べるとだいぶ変化がありました。
個人的にランクマを回していて多いなと感じたデッキタイプを日にちごとに分けると以下の通りになります。
一日目 「ハンドレスヴァンプ」「秘術ウィッチ」「マグナセイバーネメシス」
二日目 「ハンドレスヴァンプ」「ユキシマウィッチ」「マグナセイバーネメシス」
三日目 「連携ロイヤル」「ユキシマウィッチ」「AFネメシス」
四日目 「連携ロイヤル」「バフドラゴン」「AFネメシス」
初日二日目はハンドレスヴァンプが圧倒的に多かったのに対し、二日目以降ユキシマウィッチが増え始め、三日目四日目では殆どが連携ロイヤルとAFネメシスといったデッキに変わっていきました。
中でも特に目立つのはバフドラゴンの台頭です。
三日目の夜から増え始め、四日目ではバフドラ連戦ということも多々ありました。これから先増える可能性があるとしたら、セッカエルフは苦戦を強いられると思われます。ですが基本アマツで耐えてセッカで殴れば勝てるので、そこまで気にする必要はないでしょう。
(実際にドラゴンが増えたという証拠写真↑)
最後に
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。
皆さんのお役に立てたら幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。