サッカーの忘れられないシーン
"サッカーの忘れられないシーン"というお題が出てたので書いてみる。
私の忘れられない試合は"1994年Wカップアメリカ大会決勝ブラジルvsイタリア戦"だ。
欧州時間に合わせて放映されるその試合は夏の真っ昼間に開催され、日本で明け方眠気と戦いながら見始めた覚えがある。
私は予選から一貫してイタリアを応援していた訳だけれども、連日の暑さの中戦ってきたイタリアチームは満身創痍で敗色濃厚だった。しかし防戦一方だったがカテナチオはゴールを割らせる事なく結局PK戦に。(決勝PK戦はW杯史上初だったそうです)
そして、最終的にはフランコ・バレージとロベルト・バッジョという攻守の看板選手が失敗しブラジルが4回目の優勝を果たした。
私の忘れられないシーンはまさにこのバッジョが外したシーンだ。
飛び上がって歓喜にわくブラジルメンバー。項垂れるバッジョ。「バッジョでもPK外すんだ…」と一気に気が抜け眠けが再び襲ってきた頭でぼんやり思った。
その後バッジョは1998年フランスW杯で活躍したが、本人が熱望した2002年日韓W杯には招聘されなかった。(そう、日本で彼を観る事はできなかった)
名シーンではないと思う。でも何回W杯を観ても、どんな名シーンを観ても忘れらないシーンといえばやっぱりこれだ。
印象深いという点では「ジダンが頭突きしたシーン」もなかなか捨てがたいけれど。