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別マガに載りました


少し長いが聞いてくれるか。


7/9に発売した別冊少年マガジンに、僕が描いた漫画、「先輩、あなたのことですよ。」が4ページだけなのですが掲載されました。


巻末の方にハルノツヅキとかいう変な名前のやつがいるんですが、そいつです。

載るにあたって書き下ろした作品ではなく、すでにWEB上で自主的に発表していたものがそのまま載った形になります。


連載している作家さんが体調不良だとかで原稿が間に合わなかった分の穴埋めとして僕の席が与えられました。

いわゆる代理原稿と呼ばれるものですね。



いやあほんと…





びっくりした。





去年の夏に大きなコンペがあってそれがかすりもせずに終わり、

疲れたなーとか言いながら4ページだけとかのショート漫画をポツポツ描いてた時期がありまして。

その内の1つをマガジンデビューという誰でも漫画が投稿できるサイトに投稿したらそれがえらい評判よくて、

そのままマガジンで担当付きになりあれよあれよと言う間に掲載に至ってしまったという感じです。なんじゃそりゃ


この作品WEB上で発表した当時からえらい編集さん受けがいい作品で、

他にもいくつかの場所で編集部のピックアップ作品として取り上げてもらったりしていて、

今まで描いたものが他人から褒められるなんて経験がほぼなかった僕としては、

息抜きも兼ねていつもと少し毛色を変えてみるかあくらいのテンションで描かれたこの作品でデビューすることになったのは、

嬉しいけれど、ええとあの、うん?みたいな複雑な気持ちでもありました。


でもいざ発売されてみると友達やたくさんの人たちからお祝いの言葉をいただいて、買ったよーと言ってくださる方もいて、

ああ描いてよかったなと思えるようになりました。


正直載るよと言われてからめっっちゃ待ったしめっっちゃ言いたかったしでうずうずしまくりの毎日でした。

ちなみに長く待つことになった原因は僕にあるので別にマガジンさんをディスってるわけじゃないです。


個人的には進撃や荒川先生の作品と同じ雑誌に載るという事実がなんかもう感激でした。

錚々たる作家陣です。

ひとつの時代を作り上げた方々と同じ場所にいられたことは、

なんか、もう…末代まで伝えます。


デビューできてないと、漫画頑張って描いてるんだけどどこかプロの世界が遠い夢物語にしか思えなくなることも多くて、

印刷された自分の絵を見てようやく「ああ自分も漫画描きだったんだな」と現実味を持って認識できるようになった気がします。

そしてあれ1000ページもあるのに俺のぶっちぎりで下手だな?と気付いたりするものなのです。


代理原稿で4ページだけ、決して喜び過ぎちゃいけないものだとは思うけれど、

大したことじゃないと卑下するつもりもないです。

なんだかんだ長いことこの業界で生きて色んな人と出会って、

載るということが本当に遠くて、色んな要素が組み合わさらないとたどり着けないデリケートなものであるということを、

ぺーぺーなりに身をもって感じてきたつもりなので。


今回の経験を通して思ったことは、

世の中まじで何が起こるかわからんものだなあと。

本気で載せるつもりで全身全霊で描いたものが清々しいほどに空ぶったかと思えば、

「ああーなんかかくかあーながいのつかれるしみじかいのー」とか言いながら描いたものがデビュー作になってしまったりする世界ですからね。


今後はまた気持ち新たに新人賞やらを目指して活動していく方針です。

今回のできごとが一度きりの輝きとして終わってしまわぬよう頑張っていこうと思っております。


この件で話したいことはまだ山ほどあるのですが、今日のところはこの辺で勘弁してやるぜベイベー


最後にひとつだけ、





原稿のサイズ間違えてほんとすいませんでした

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