登山靴選び🥾と登山後の楽しみ

登山を始めるに当たり、
私が一番最初に買った装備は、登山靴だ。

まずは、
あるメーカーのセール品を見に行った。

スキーのブーツみたいに硬いし窮屈で、
ロボットみたいな歩き方になるけど、
山道を歩くにはこれくらい我慢しなきゃいけないんだろうな、と思った。
（素人の個人的な感想です。）

登山靴としては
ずいぶん安くなっていて、
6000円くらいになっていたけれど、
貧乏性の私は窮屈な靴にお金を出したくなくて、
他のメーカーの靴も見てみることにした。

次に試着したのは、スカルパ。

履いた瞬間分かった。
「これだ！」と。

スキーブーツ感ゼロで、柔らかい履き心地。

かかとのホールド感抜群。

靴の値段を見る前に、
「これにします。」と言っていた。

値段は税込で2万6千円くらい・・！！

さすがに腰が引けて、
改めて何度も履いたり脱いだりした笑

結局、1週間弱悩んで、

店員さんに
「私、こんなに高い靴買うの人生で初めてなんですよ。（泣）」と、
謎のカミングアウトもした。

2万6千円の靴なんて、
普通に生きてたら革靴などでない限り、
あまりお目にかかることはないのではないだろうか。

そして、
びびりにびびりまくって、
意を決してやっとその靴を購入した。

その靴で初めて登山をした時、
とても快適に歩けて
この靴を買ってよかったと、
心からと思った。

泥や水溜りの上を歩くのも、
岩場を歩くのもへっちゃら。

（同じような道を、通気性抜群のスニーカーでハイキングして、
グチュグチュになり、岩場を滑りながら歩いたことがある・・）

高い登山靴（素人から見ると）を買って意外だったのは、
登山中に靴がドロドロになっていく光景も楽しいということ。
（汚れが頑張った証みたいになる！）

そして、
登山後に靴を洗う作業も、
とてつもなく充実感があるということ。

あんなに汚して、

そしてこんなに綺麗になって、

なんだかとても嬉しいのだ。

この感情をうまく説明できないけれど、

登山の醍醐味の一つとして、

同じことを感じている方に

いつか出会えたら嬉しいなと思う。