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ケニア産コーヒー豆の特徴をご紹介!

ケニア産コーヒー豆の特徴をご紹介!今回はケニアで栽培されている生豆の特徴についてお話しします。


ケニアコーヒーの栽培環境



ケニアでコーヒー栽培が始まったのは1900 年代初頭で、イギリス人入植者がコーヒーの木をケニアに持ち込んだときと言われています。そこから、ケニアが珈琲栽培環境に適していたため、広がっていきました。
ケニアにおけるコーヒーの主な栽培地域は、中部に位置するケニア山周辺の高地です。具体的な地名としては、ニエリ(Nyeri)、キリニャガ(Kirinyaga)、ムランガ(Murang’a)、キアンブ(Kiambu)などがあります。実際に私も、キアンブのコーヒー農園を訪れました。ここの農園では、農薬だけでなく、水もあげずに全て木自身でまかなっているそうです。木の生命力の強さに感動しました!
ケニア山周辺高地は標高1500m〜2000mと高いため、昼夜の寒暖差が大きく、年に2回雨季があります。また、火山性土壌で赤土ロームです。水はけが良く、ミネラルが大変豊富で肥沃です。このような栽培環境はコーヒー豆に適しており、高品質な豆が生産されます。

著者撮影

コーヒー豆の品種

世界には様々なタイプのコーヒー豆がありますが、現在、世の中に流通している主な品種はアラビカ種とロブスタ種の2種類があります。 アラビカ種は、世界の多くの国で生産されており、コーヒーのおよそ3分の2がアラビカ種です。ケニア国内で栽培されている品種もほとんどがアラビカ種です。ちなみに、アラビア種とロブスタ種の違いについてご紹介します。 アラビカ種は アビシニア(現エチオピア)が原産地だといわれています。高地で栽培され気象条件や病害虫の影響を受けやすい品種です。酸味と香りが特徴です。 ロブスタ種は低地でも栽培され病害虫の影響を受けづらい品種です。苦味とコクが特徴で、19世紀にコンゴ奥地で発見されたのが始まりです。ロブスタ種は、ベトナム、インドネシアで栽培されています。
アラビカ種の中のケニアで栽培されている品種についてご紹介します。
SL28  
乾燥に強くするためにタンザニアの乾燥地帯から持ち帰った品種を元に、品種改良されてできた品種です。明るく、ジューシーな酸味が特徴的で、ブラックカラント、ベリー、トロピカルフルーツのような風味があります。中程度から高めのボディで、コクが深いです。
SL34  
湿潤な地域での栽培に適応するために品種改良されました。明るく生き生きとした酸味があり、レモンやオレンジのシトラスノートが感じられます。中程度から高めのボディで、クリーミーで滑らかな口当たりがあります。
Ruiru11
上記のSL種は、サビや病気、害虫に弱いという課題がありました。SL品種は高品質だが、薬品を使用するため、コストがかかります。そこで、ケニアの研究所でこの品種が作られました。肥沃な火山性土壌で特に良好に育ちますが、他の土壌条件でも適応力があります。明るい酸味があり、シトラス系の風味があります。


著者撮影

ケニアコーヒー豆の等級

ケニアコーヒー豆のグレードは生豆の大きさによって決まります。当店で取り扱っているブレンドコーヒー意外の商品は、「AA」ランクの豆が使用されています。

AA
大粒の豆 (ふるいの穴のサイズ 7.20mm)
AB
AグレードとBグレードのコンビネーション(ふるいの穴のサイズ 6.80 mm)
C
B よりも小さい豆。
E
異常に大きな豆。
TT
全てのグレードから吹き飛ばされた軽量豆。異常に大きな豆のかけらになったものも含む。
T
最小そして最細の豆。壊れた豆、不完全な豆を含む。


まとめ

今回はケニアで栽培されているコーヒー豆について紹介しました。ケニアは土壌や気温などがコーヒーの栽培に適した環境であることや、農家が品種改良を行い、高品質な豆を生産し続けています。当店で取り扱う商品は、豆の特徴に合わせた丁寧な焙煎がなされ、とても風味豊かなケニアコーヒー豆となっております。ぜひ、芳醇な一杯をお試しください。
参照URLhttps://www.kenyarep-jp.com/business/coffee/https://coffee.ajca.or.jp/

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