【効率良く】環境に対する勝てるデッキ構築の方法【最適解を組む】
この記事はLyceeOvertureというカードゲームの記事になります。こちらの記事は、LyceeOvertureを既にプレイ中でトーナメント思考のプレイヤーの皆様向けの内容となっております。私個人の見解ではありますが、2ヵ月に1度という販売ペースの上、大型大会が月に1-2回程開催されるこちらのカードゲームでどのようなアプローチで環境最適となるデッキを構築していくかをまとめた記事となります。
大会レポートや各種デッキの紹介及び回し方、LyceeOverTureの基本的なプレイスキルについての記事は良く目にしておりましたが、構築理論という点で環境に合わせる視点での記事はあまりお目に掛からなかったこともあり、私なりに思考を整理すると共に皆様の参考になれば良いと思い、こちらの記事の作成をしようと思った次第です。
あくまで私が実践及びチームメイトの構築方法をまとめたものとなりますので参考程度に見ていただけると幸いです。
1.はじめに
最新弾が発売されて皆様がまず考えるのは、優勝出来るデッキはなんだろうということでしょう。
この書き始めだと「え?そんなこと当たり前でしょう。なにいってるんですか。」という反応をされるかと思います。ここからじゃあどのように勝てるデッキを構築するのかといった話になると「うーん、最新弾出たばかりで何が強いかわからない。」となるのです。
今回はその状態から勝てるデッキを構築するには、論理的にどのようなアプローチをするのが効率的かをまとめてみようと思います。
2.デッキ構築のアプローチ方法
LyceeOverTureというカードゲームにおいてデッキを構築する際に懸念点となってくるのが複数の属性があることです。同じ属性のコストを使用してカードをプレイするという特性上、単色もしくは作品単を構築することがセオリーとされております。属性を2色以上混ぜて混色デッキを構築することも可能ですが、大型大会は6回戦~7回戦あるといった現状を加味すると手札を増やす要素が限られているこのゲームで混色を多くの回戦数を安定して勝つといった行為は、非常にたくさんの労力を使います。
アプローチの方法として以下の3つの方法をまとめてみます。
2-1. 最新弾の強化幅の大きいカードが多い色のデッキを構築する。
直近で発売された最新弾としてはゆずそふと2.0ですが、こちらの弾で強化幅が大きかった属性は何かを探します。簡単な探し方としては「SR」の枚数が多い属性をピックアップしてテキストを読んでいくのが効率が良いです。
私がLyceeOverTureのカードの強さを図る時に基準としているのは、盤面に置いてアタックが不可の状態になった時に能力によってどの程度アドバンテージが得られるかになります。
例えば今回の日のSRの「常陸茉子」を例にあげるとします。
自ターン中のみ、自分のゴミ箱が日属性しかないときしか使えないため単色専用のカードになりますが、バトル中に能力が言えて尚且つ盤面から消えれるといった能力は非常に強力です。日属性が得意としているサイドステップや移動能力で確定打点につなげれるといった点が評価ポイントになります。
先ほど述べたアタックが不可の状態になったら~の評価基準からすると「常陸茉子」がアタック不可となったとしても、移動能力から打点を確実に与えられる点で役割を持てています。
アドバンテージも手札0消費で打点を3点生み出しているという評価が出来ることから「このカードは強い」という結論につなげることが出来ると考えております。
このような高い評価のカードが多い属性を中心にデッキを構築することで勝てるデッキを構築出来ると考えております。
ゆずそふと2.0発売直後の東京フェスタでは、例として挙げた日属性のデッキは優勝はしなかったものの、5勝0敗ラインに残っていた方も6勝1敗で入賞した方もいらっしゃったことから、デッキパワーとしてはかなり高いデッキなのではと感じる結果でしたので、このアプローチも有効だと思います。
2-2. 前環境で勝てたデッキを元にデッキを構築する。
最新弾が発売する前に開かれた最後の公式大会の結果を元にデッキを構築するアプローチ方法になります。
このアプローチ方法の良いところは、前環境から練習していたデッキを少し改良するだけで良いため、使用するカードへの理解度が十分にある状態から新しい環境のデッキに対するメタカードを入れ替えるだけで戦えるようになるといった点になります。
例として今流行となっているオーガスト宙単を見てみましょう。
このデッキはビートダウン系のデッキに対して強いカード(ダメージを下げる、バトル中断、自分のキャラのダメージを上げる)が多く採用されており、ゆずそふと2.0が出たことにより、脅威に感じていた「輪廻転生」を使用したデッキが少なくなったことから一躍トップに躍り出たデッキとなります。
前環境でも勝率は良く、「輪廻転生」デッキさえ踏まなければかなり良い立ち位置のデッキであったため、ゆずそふと2.0発売後の東京フェスタではかなりの人が使用しておりました。
優勝者もこのオーガスト宙単であり、環境の変化の恩恵を最大限に受けたデッキであると言えます。
このデッキの構築で前環境から変わった点としては、ゴミ箱利用が多くなったことを予想したメタカードとしてカイムが採用されていることです。(日属性の「光速のエビ」、ゆず月単のアイテム各種を除外する目的)
このアプローチも効率良く勝てるデッキにたどり着く有効な方法だと思います。
2-3. 環境で多くを占めるデッキに対するメタデッキを構築する。
このアプローチ方法は環境初期よりも環境中期~後期に有効なアプローチ方法になります。
公式大会で上位のデッキに同じデッキが多く占めていた場合、次の大会でそのデッキを使用する人が多いと予想してメタデッキを構築して勝ちに行くアプローチになります。
この時メタカードを選定する場合の方法としては以下の方法を取っています。
まずは対戦して以下の情報を集めましょう。
・どのカードを使われて負けたのかを明確化する。
負けた理由を明確化することが正しいメタカードを選定する基準になります。
例として「輪廻転生」デッキを挙げます。
軽量キャラクターで盤面を構築し、形勢が不利になったタイミングで飛んでくる「輪廻転生」によって盤面をリセットされ、リセットの影響を受けないキャラクターでフィニッシュまで行く一時期の環境のトップを取ったデッキになります。
このデッキに負ける理由としては「輪廻転生」を打たれてしまうと盤面がリセットされることから思うようにキャラクターを展開出来ず、打点差もリソース差もつけずらいところにあります。
そのため、このデッキに勝つためには「輪廻転生」を相手の好きなタイミングで打たせることを阻止する必要があり、イベントカウンターやリセットの影響を受けないキャラクターが豊富な「月単」がメタデッキとなります。
過去のフェスタでは、「輪廻転生」をメタとして月単を持ち込んだプレイヤーが優勝した結果があります。
私が過去にこの様なメタデッキを構築した時の記事がありますので、参考程度に載せておきます。
3. おわりに
初めてのnote投稿ということもあり、文章に読みにくい点等あるかと思いますが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
今回はデッキ構築のアプローチ方法を書かせていただきましたが、他にも書きたいことが出てくれば更新する予定です。
少しでも皆様のデッキ構築の参考になれば幸いです。