60sモードに心奪われつつも、きもの日本文化がかろうじて生き残っていた時代★1964年発行「服装」田中千代監修★ ヴォーグ顔負けの中身をご紹介します(その❹)クラシックなスーツ
⭐ミセスの生地と小学生の時の苦い思い出
今週も田中千代先生監修の雑誌(別冊)からです。
この本はB5サイズで厚みは12mmほどなのに、
中身は濃い!ねん数分の重みもあります。
この頃から、だんだんとスカート丈が短くなりはじめ、
世のお母さん方は正座をするとひざ小僧がもろみえておりました。
私は、生地はウール!色はグリーンのものが大好きです。
ほんのりピンクやベージュもいいですが🎵
当時私はまだ子どもで、
母親が洋裁師をしており、
洋裁部屋は、
この雑誌に出ているような服(裁ち生地)だらけ😅でした。
一つ忘れられない思い出があります💦
子どもにとっては冷や冷やもんのつらいつらい思い出🥴
運動会の練習用に木の棒のついた日の丸の旗が必要で、
その「旗」🏳🗾🔴
私の母親はどっからもってきたのか?
ほんのりベージュで麻でしたでしょうか?
厚みがあり大きくて(・_・;)
周りの友達は真っ白な綿の生地(または紙)に赤い油性のマジックで書いた日の丸の旗!
生地だけ見れば高価なものであったのでしょうが、
私は恥ずかしさのあまりに、
「忘れました」と嘘をついてしまいました😅
では、前置きはこれくらいにして、、、。
⭐クラシックな60年代ウールのスーツ特集!
❶
❶に対しての文章がこれ!
用尺と製図のページが添えてあります!
また、
スカート丈も短ければ、
ジャケット丈も短く、
袖はというと七分丈がかっこよかった時代です!
それと、一番大事なのは「まあるい肩先」肩幅が狭いこと!
服の最初は基本に忠実!
女性が一番美しく見えるデザインを追求してのことだと思います。
女性は体を小さく見せたい。
デザインって、
ある意味、早いもん勝ち!
後から出てくるデザイナーほど、
デザインの選択の余地が少なくなってくると思います(^^)
だから、
今ってとっても大変な時代なのかもしれません。
全く違う解釈をしたような
革命的な何かが必要でしょう。
❷
これも製図が掲載されているようですね(写真左下)。
上下共生地を使うということは、
高級感があって、よそ行き用にはこのスタイルが人気!
この当時の旅行というと、
こういうおめかしした服装が一般的!(都会のことは知りませんが^^;)
服の基本が、
よそ行き着と普段着でマニュアル化してました。
そこで定番の記念撮影、旅行したら写真を必ず撮りますから、
現代と違って写真を撮ることが貴重だった時代で、
それも理にかなっていたといえるのかもしれません。
❸
このころは既製服というより、
個人のサイズを測って、
自分のサイズで服を作っていたので、
基本的な流行りはあっても、自分に合ったサイズ感にできた時代です。
それは、洋裁の教科書を時代別に見るとよくわかります。
❹
よく見ると、冬でもないのに手袋を持たれていますよね。
洋服が上流階級の人たちから徐々に取り入れられてきたからではないかと思います。
当然、よく言われる道子妃殿下さまの着ておられる服が流行ったからというのもあるでしょう。
❺
最後に、春めいたあわい色彩が続く中、ちょっとだけタイプが違うお写真、
よく見れば服地屋さんの広告ですね。
この時代は大きいボタンが流行りました。
そして個数が少ないんですよね
そして、お上品!
エックスラインでタイトスカートも
裾にかけて細くなっています。
⭐感想
全体を通して、思ったのですが、、、
モデルさんの体の重心が傾いてますよね、
現代とはちょっと違う、、、
なんとなくまだあか抜けていない、、、
ただ、なんなんでしょう。
昔の体型、
昔の日本人の顔つきをしたモデルさん達、、、
この少し前はきものだったわけで、、、
今までにはない新しさを感じるのは私だけでしょうか(??)🤗
では、本日はこの辺で、、、
すみません('◇')ゞ
また更新が夜になってしまいました💦
次回もまた、
土曜日にお会いしましょう😃