鼓膜穿孔の治療 新製剤のリティンパについての懸念
11月に初めて都内の病院へ紹介状を持って出陣。
先生の第一印象は良かった。
次回は1月に診察予約をしている。
11月にちらっと聞いた治療方法について調べていたところ、リティンパを使う事がわかった。
リティンパは、遺伝子組み換えヒト塩化性線維芽細胞増殖因子(bFGF)。
トラフェルミンと言う薬剤、とのこと。
遺伝子組み換え製剤という時点で私には不安しかなかった。
そもそも薬自体が人工物なのだが、2019 年 11 月,我が国において世界初の鼓膜 再生治療薬としてリティンパ®(リティンパ耳 科用 250 μ セット:ノーベルファーマ社,東京) が承認され,同時に鼓膜再生療法が健 康保険適用となった。
らしい時点で私の頭の中には次のワードが出てきた。
人体実験
新薬が出たら、誰かが試してやがて主流になったり廃止されたりするものなのだが、耳の中なので気軽にトライしようとは思えない。
耳及び鼓膜にはさまざまな神経が通っていて、下手すると取り返しがつかないことになる可能性が高い。
人生まだ残り半分くらいあるだろうし。
紹介状を書いてくださった先生からは『すぐじゃなくていいし、よく検討してどうするかゆっくり決めたらいいよ』くらいの感じでお話いただいているので、今回は様子見にしようと思う。
まずは耳管の状態や通気の部分を治療するなり改善できるか、から始めてみよう。
鼓膜に穴が空いていることにリスクはあるけれど、穴が空くべくして空いたわけで、空いている方が身体としては都合が良い場合もある、という見解もあるのだ。
2~3ヶ月毎に通院して耳の健康状態を確認して、通気の治療などするのも良いだろう。
今はまだ、その時ではない、と私は判断した。
1月の診察の際に先生にこの話をしてリティンパは見送ろうと思う。
ちなみにリティンパのリスクについて詳細に記載して、リティンパは実施していません、としている耳鼻咽喉科もいくつかある。
私としてもリティンパをするなら普通にオペしてもらうことを望むが、現状、聴力には問題がないし逆に聴力が落ちる可能性もあるので慎重に検討したいと思う。
そのうちにさらに確信的で安全な方法が登場するかもしれないし、私が提案するかもしれない。
そういうの楽しいよね。
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