MCU一気見の刑に処す⑥『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』感想 - 白飯を炊いて正座しろ!
警告
本記事は映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』および
MCUシリーズのネタバレを含みます。
こんばんは。
MARVEL初見の筆者がMCUシリーズを『アベンジャーズ:エンドゲーム』まで一気見する暇潰しマラソン、第6回目は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』です!
ていうか……
この映画……
『クレヨンしんちゃん』じゃん!!
シリーズ初見の俺は、映画が始まる前からその主人公像に思いを馳せていました。
どんなごつ盛りマッチョなアメリカン男子が来るのだろう……
早く言いたい……
「背中広すぎてホワイトハウス建てれるわい!」
「肩にちっちゃいオペラハウス載ってんのかい!」
「大胸筋アークリアクター!」
「腹筋ヨトゥンへイム!巨人がいっぱい住んでる!」
「お母さんキャプテンアメリカ買ってきてって言ったじゃん!これハルクだよ!」
しかして、実際に出てきた主人公スティーブン・ロジャースその人は……
うっわ……♡ちっちゃ♡
ほっそ〜いw
クソ雑魚もやし野郎♡
まさかのガリガリ、そして優しさと諦めの悪さしか取り柄のない聖人でした。「弱者であるが故に力の価値を知る」と軍の博士に見染められたスティーブは、機密実験の対象に選ばれ、超人化することに……
撃たれた博士が無言でスティーブのハートを叩くシーン、かっこええ〜。毎度思うけどこの世界の博士はだいたい聖人ですね。
そんなこんなで無事ゴリラ化したスティーブは、客寄せパンダみたいな仕事を経て、捕らわれの友人を助けるべくタイツ姿のまんま小道具の盾を携え、単身で敵の基地へ……
ん?この、主人公が単身でむちゃくちゃやっても全く死ぬ気がしない感じ……
これ、『クレヨンしんちゃん』なのでは?
シュミット「彼の最高傑作は私だ‼︎」
しんのすけ「うほ〜‼︎おじさん、顔が赤玉になったゾ‼︎」
あれ?劇中にないはずのセリフが……
ねねちゃん「絶対許さないわ!」
マサオくん「赤ん坊みたいに泣かしてやるぜ!」
ボーちゃん「ひとつ、お願い、ある。お代わり」
風間くん「ここの連中は皆イカれてるだろ?」
しんのすけ「みんなで赤玉のおじさんをやっつけて、アメリカをお助けするゾ!107連隊、ファイヤー!」
あれ??
そっからの、スティーブと107連隊がヒドラの軍隊を蹴散らしていく感じ……
スティーブとシュミットとの最終決戦、シュミットが勝手にキューブを触り消滅して勝利する感じ……
人々を犠牲にしないため、ひとり飛行船で氷山に突っ込む感じ……
アメコミ映画は、ポップコーンとコーラ、もしくは紙の箱に入った中華料理かスシをつまみながら観るものだと勝手に思っていたけど……
この気持ちは、間違いなく……
学校帰りに友達と遊び、
新聞のテレビ欄に◯をつけといた時間に間に合うように急いで帰り、
炊きたての白米を片手に地上波ロードショーの始まりを待った、
あの日のワクワク、そのものじゃないか!
オチや次回作への繋がりも含めて、国や時代を超える最高にアツい作品でした。
すごいぞ、MARVEL。
ありがとう、日本の素晴らしい作品たち。
これからもよろしく、キャプテンアメリカ。
次回は『アベンジャーズ』です。
この弓のおっさん、誰?
ではまた。
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