師匠を見つけて人生を楽しくする


 普通の人が思いつかないちょっとした小技をもっていたり、自分にとって新しい世界を見せてくれる師匠のような人との出会いは、自分の人生の幅を広げてくれると思う。以下では、社会に馴染めず半引きこもりのわたしが、おもしろい技をもってる人と出会い、その人の技をまねて、少しずつ自分のできることを増やし、楽しい経験ができるようになっていったことを書いていく。

 やり方を詳しく教えてもらわなくても、こんな楽しい事や裏ワザがあるんだよと示してくれる人と出会うと、驚きを感じると共に、別のやり方を知ることができる。そういう師匠と出会うと、ものごとの捉え方(=フレーム)が変わっていき、世の中にはまだ隙間があるのだと思えてくる。

 生きづらさや手詰まり感を抱いている時は、自分の行動の幅や視野が狭くなっている。ある特定のことに思考が向きすぎてしまい、他の情報に関心が向きにくくなる。そうなると、広がりがなくなり自分が縮こまってしまう。その時に、新しい事を吹き入れてくれる人と出会うことで、別のやり方を見出せることもある。「欲望とは他者の欲望である」というラカンの言葉も教える通り、欲望は自分の中から湧き上がるものでは必ずしもなく、他人からの影響により生じるものだとも言える。

 違う世界を見せてくれる人に出会い、こんなやり方もあるのかと触発され、自分も変わっていくことが大切だと思う。他人から技を盗んでいく。自分が変わることをせず自己を守ることに必死になると、他人の示す別の可能性を受け入れにくくなる。師匠をうまく見つけられるかは自分が変わっていけるかという姿勢にもかかってくると思う。


1.本やネット情報から

 本やネットでノウハウを得るのは最も手っ取り早い。知識系も大切だけど、ちゃんと実践してる人の話の方が自分の技にしやすい。数例挙げときます。

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