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世界は「愛」で溢れていた
このところ、「ものづくり」をする人たちと
関わることが多い。
Webデザイナーさん、農家さん、酒蔵の杜氏さんや料理人
バリスタさん、ヘアメイクさん、場づくりをしているファシリテーターさん・・・
最近、彼らに共通していることがあることに気付いた。
みんなとっても「あったかくて優しい」。
他の人がそうではないということではないことだけは
ことわっておきたいのだけど、
でも、最近関わる人は本当にみんな共通してあたたかい。
なんでかな、と不思議に思っていた。
そんなときに、ヘアメイクをしている大好きなお姉さんが
個展をひらくことになったとのことで
なんとしてでも駆けつけようと、
仕事の日ではあったけれども、自転車を走らせ出掛けた。
彼女の作品は、色鮮やかで、でもそれだけじゃない
ただのポップさとは違う、奥行きを感じられる作品ばかりで
心惹かれる。
そんな作品たちに囲まれて彼女と話をしていたときに
ふと質問を投げかけてみた。
「なぜ物づくりをする人は、優しくて暖かいのでしょうね?」
彼女は答えた。
「たぶんそれは…
愛しているものがあるからだろうね。」
あぁ、そういうことかと妙に納得したと同時に
この世の中は愛でできているんだなと
再認識した。
古典の会場を去った後、
仕事先のコーヒー豆屋さんへ向かう自転車に乗りながら
外は寒かったけれど私は暖かさに包まれていた。
その日のお店は12月らしくとても混んでいて
一日中お客様が途切れることなくバタバタだったけれど
自分の中に愛を持って大切に接すると
なんだか世界が違って見えた。
心次第で見え方なんてすぐに変えられる。
関わる人全てが愛おしく思えるようになった。
自分の生活する小さな世界だけでも
愛でいっぱいになりますように。