私の身近な「最強のひとり」
映画「最強のふたり」を観て、大学時代からのある友人を思い出した。
彼は私が人生で出会ってきた中で、間違いなく「最強のひとり」だ。
映画「最強のふたり」は2011年に公開された映画。障がいを持つ富豪のフィリップ(フランソワ・グリュッセル)が、自分を特別扱いしない貧困層の若者ドリス(オマール・シー)と関係を深めていく物語。
映画の中で、ドリスは、劇団に行ったときに大笑いしたり、フィリップの髭で遊んだり、とにかく周囲を気にしないところが象徴的に描かれている。
ドリスを観たとき、私は大学の友人を思い出した。彼は決してドリスに見劣りすることのない逸材だ。
彼は、遊びの約束をしていても行く気がなくなったら平気でドタキャンするし、映画館で平気で大笑いする。映画「最強のふたり」でドリス役のオーディションを受けていたら、オマール・シーを差し置いて合格したに違いない。
彼と最初に出会った時は、この人とは絶対に仲良くやれないと直感した。しかし、なぜか今でも年1くらいで会うし、久しぶりに会いたいとすら思う。
映画「最強のふたり」のドリスを見ていて、私が彼を受け入れている理由は、彼の素直さと正直さにあると思った。
・素直だからこっちも気を遣わなくてよい
・正直だから信頼できる
彼となら、以前から約束していたことでも、行きたくないと思ったら素直に行きたくないと言えるし、気を遣わなくて良いので気楽だ。彼には周囲の人をありのままにする、そんな力があると思った。
たまには空気読めよ!って言いたくなることもあるが、彼の素直さと正直さには学ぶべきところがある。