あなたの「自己犠牲」が大切な人を悲しませる

「他人の幸せのための自己犠牲」
「自身より他人の幸せを願おう」

そんな考え方を
あなたも聞いたことはあるだろう。

もしくは、あなた自身が
そのような考えを持っているかもしれない。

ただ、「良かれ」と思っているであろう
この考え。

時には、相手を心配させ
更には悲しませる可能性があることを
肝に銘じておきたい。

私たち人間は一人ひとり
同じくらい重要な存在だ。

あなたの大切な人は勿論のこと、
「あなた自身」も
同等に大切な存在なのだ。

なにも卑下したり謙遜する必要はない。

いま、あなたの周りにいてくれる人。
近い関係を嬉しく思ってくれている人。

そうした人たちがいることこそが
何よりの証明だ。

他人の幸せの為に
あなたが身を削る必要はないのだ。

あなた自身も
「自分のための幸せ」を願ってよいのだ。

あなたが大切にしていることは、
他人にとっても大切なことなのだ。

あなたが、
大切な人の悲しい顔を
見たくないのと同じように
その大切な人も、
あなたが自己犠牲を払ってくれている姿を
見たくはないはずだ。

なにより、
そのような自己犠牲を望んではいないはずだ。

本当に大切な関係であれば
片方が自己犠牲を払ったり
片方が依存することなく

「ともに共存する関係」
「ともに心温まる関係」

これが自然と成り立つ関係が
何よりも望ましい形と言えるのではないだろうか？

「他人のため」と思っているその自己犠牲。
あなた自身の幸せの為に
本当に必要なことなのか？
今一度、手を当てて
考えてみてはいかがだろうか？