自然の中に生きている「三浦春馬」
朝、目が覚めると「おはよう」と春馬さんに声をかけ、日中何かをしていてもふと春馬さんを想い、夜寝るときには「おやすみ」という生活。
ずっと毎日続けてきたし、これからも続けていく。
それまでは私の中にはなかった事だ。
春馬さんは当たり前のようにいて、これからも当たり前にいると思っていたから。
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あなたのいない初めての秋。
青々としていた山は、落ち着いた赤や黄色のとても美しい粧いになり、あなたが和装をして背筋を伸ばして佇んでいるような姿に変わりました。日に日に風は冷たくなり、私の心の中のすきま風のようでした。
あなたのいない初めての冬。
私の住んでいるところは、すっぽりと雪に覆われました。前の年のその頃、乗馬のお稽古をしていたみたいだけど、雪を見たらあなたはきっと、子供のように無邪気にはしゃぐことでしょうね。毎日寒く、曇り空を仰ぐ度に辛い気持ちになりました。
あなたのいない初めての春。
春生まれで名前に春がついているのに、春があまり好きではないと言ったあなた。それでも私は、寒い冬より暖かな春がいい。キラキラとした空気、一斉に芽を出す若葉の緑、山を染める美しい桜は、キラキラ輝いている凛としたあなたの様。生命の息吹を感じる春に、春の象徴のようなあなたが重なりました。
そして、夏。
鬱蒼とした梅雨も終わり、ようやく空は青く高くなりました。長かったような、短かったような一年でした。海で波に乗り風を感じている、楽しそうで活き活きしたあなたの姿が目に浮かびます。自然の中にいるあなたは、童心に帰り、心ゆくまで楽しんでいることでしょう。
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今春馬さんは、「三浦春馬」という姿から形を変え、今も身近な自然の中に生きていると思う。世界の様々な場所からの沢山の皆さんの想いに寄り添う為、風になり、太陽になり、時には雨になり、大地となり、空となり山となり、海となり、きっと近くで見守ってくれている。今はまだ気づいていなくても、いつか感じるときがくるはず。
そして「三浦春馬」に会いたくなったら、春馬さんが一生懸命向き合った作品の中に何度でも会いに行こう。役ではなく、きっとどこかにまだ知らない春馬さんがいる。
「三浦春馬」という素晴らしい人を知ることができて本当によかった。
春馬さん、ありがとう。これからもヨロシクね。