隠れた名作!『陽はまた昇る』の春馬さんのこと
現在『ラスシン』が再放送されているが、この『ラスト♥️シンデレラ』と『大切なことは君が教えてくれた』の間の『陽はまた昇る』は個人的に好きな作品の一つ。若者たちの警察学校での成長を描いた熱い人間ドラマだ。
警察官が割と身近な為、自然にドラマに感情移入できるという事と、三男が幼い頃から警察官に憧れていて今でもまだその夢をもっているという事も惹かれる理由かもしれない。
制服姿の若春馬をみたらまるで息子のように思えてしまう。(三男の夢が叶ったとしても、ビジュアル的に決してこうはならないだろうなあ…)
そんな訳で円盤を買い手元においているが、先日地上波でも再放送があった。
義母は嬉しそうに「放送されいるよ!」と教えてくれた。しっかりチェックしているようだ。
よしよし。
警察官役の春馬さんはやっぱり凛々しくて格好いい。根が真面目な春馬さんにピッタリの役どころ。他キャスのトさんたちも制服を着ると皆さん格好よく素敵だけど、ダントツ春馬さんには誰も敵わない!←どの作品を観てもそう思っているHarumaerの私。
短くサッパリと刈り上げた髪型もとても良く似合っている。若者らしい少しチャラい役だけど内面が持つ清廉さと正義感は隠せない。そして体をひとまわり大きくしたのか、ガッチリしていて体格がよく頼もしい。
少し前まで先生役をやっていたとはとても思えないくらい若々しく元気ハツラツとした春馬さんが観られる。(でもこの後、あの色気たっぷりの広斗になるなんて!なんという振り幅の大きさなんでしょう!)
警察学校の遠野教官役は佐藤浩市さん。
その遠野組の訓練生役が春馬さん演じるちょっぴりチャラい宮田だ。ある意味等身大の若者役かもしれない。そして同期でライバルの池松壮亮さん演じる湯原は真面目なエリート。はじめは湯原には宮田のチャラさが許せず、宮田もまた湯原の真面目さが鼻につき相性二人だけど、様々な問題を乗り越えて良き仲間となっていく。
1話一話、毎回違う訓練生が主人公となり訓練生同士が力を合わせ思いやりながら問題を解決し、そしてお互いに成長していく青春ドラマ。
『14才の母』や『サムライ・ハイスクール』の井上由美子さんが脚本を書いて下さっている。
春馬さんの事はよくわかってくださっていただろうから、春馬さんもきっとやりやすかったんじゃないかなと思う。
優柔不断だった宮田だけど、難題にぶつかっても迷った挙げ句、結局優しさや正義を取るという選択をしながら成長していくという心の葛藤を上手く演じていた春馬さんはやっぱり流石だった。
所々、制服姿で敬礼や起立のシーンやがあるが細部にまで手を抜いていない春馬さん。指先までビシッと伸びている。
これから美しい蝶になる前の準備段階の美しい若春馬だ。
最後に田舎の駐在所勤務になる宮田。
『こんな夜更けにバナナかよ』(遠野教官役の佐藤浩市さんは『〜バナナかよ』では父親役で共演されている)の最後の空を仰ぐ田中くんにも似た宮田の優しい表情と笑顔は、心の清らかな春馬さんならではのもの。
正義感が強く弱いものに寄り添う優しい春馬さんにピッタリの警察官の役どころなのだ。
この内面から出てくる清潔感は誰にも出せないと思う。
ご覧になっていない方は、クリーンなイメージそのままのザ☆三浦春馬がしっかり堪能できるので是非!