感想文と仕様書と。モノ書きの話

名古屋から友人がやってきた。
もう2週間くらい前のことだけれども。
知り合ったばかりで、何を生業にしてる人かも知らない。友人の友人のそのまた友人、、というような間柄。
出逢いは、とある食事会だった。

彼はエンジニアマネージャーというようなポジションだった。
自社システムの納品先に、そのシステムの使い方なんかも指南するらしい。
エンジニア気質の人間が、システムなんてわからない、真っさらな人たちに教えるのはさぞ難しいのでは、と思ったけど、使い方を教えることは別段プログラムを教える訳ではないから、そこまで難解ではないのか、たぶん。

彼は、一からwebサービスやアプリの開発はしたことがないそうだが、仕事としてサービス開発をしたい、という気持ちを持ち続けているようで。
ある課題、問題を提示して、それを解決するために何をどうするか?その組み立てが楽しい、と語っていた。

私自身はそれがとても苦手で、物事の筋道立てて考えることを苦痛に感じる人間です。つまり、私が苦手とすることを楽しい、と感じている。
そういう楽しい、って感情までいかなくとも、せめてこの苦痛に感じる気持ちが無くなれば良いのに。
ないものねだりでしかないけども、そう思う。

ちなみに、最近仲良くなったり一対一で話す機会が多いのは、明らかに自分とは真逆ともいえる人たちばかりだ。
私は、世の中が微分積分で成り立ってる、なんて考えたこともなかったし、物理や数学の問題を楽しいとは思わないもの。

そういった人たちに対して、自分とは真逆だけどだけどどこか通じるものがあるような直感もあって。自分と違うからこそ、面白いとも思うし、相手からも同じように面白い、と言われたりもする。

彼は、 サービスを作りたい、今からの転職は、、仕事を続けながら趣味で開発してみるか、起業するか、
いろんな可能性、夢をもっていた。(やはり30過ぎてからの転職となると、なかなか迷うものなのかもしれない)
どれを優先したいのか、というのは話す中ではよく読み取れなかったけれど、やりたいことが本当にいっぱいあるんだ、ということはよくわかった。

"やりたいこと、ってないの"
そんな彼だからこそ、こんな質問がとんできたのだろう。

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文章描きたい。
個人的に書いてる、仏教とか宗教学的な小ネタ載せたサイトを趣味でやってるんだけど、もっと書きたい。
書くために、いろんなところにいって、人に会って、話も聞いて、勉強もしたい。
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そんな答えが口をついた。

自分の欲求を満たす、書くという行為。
自分の作るもので、人やもの、業績、価値を伝える行為。
単に私が知りたい、出逢いたいから、って気持ちも大きい、けど出逢っていきたい、って思ってしまうんだ。

そうしたら彼は言った。

俺、読書感想文とかどう書けばいいかわかんない。
論文はまぁいいけども。

私たちはこれまた逆で、
読書感想文は思ったことを書き出して、登場人物の気持ちとナレーション的な傍観者の目線になればある程度形になる。
あとは言葉を組み合わせるだけ。そんなイメージ。

だけど、論文ともなると、途端に論理的思考が入ってきて嫌になってくるんだ。
皆が納得いく結果を、いくつかの事象から導き出す作業だから。もっと自由になりたい、とか余計なこと考えてしまうんだ。

そんな中、企画提案にあたり
PHPやデータベース、SQL、accessDB...そんなプログラム関連を調べたり理解しようとしている。
仕様書、というとコードや具体的実装方法のことを記述するべきかと思ったけれど、何よりも大切なのはユーザーが見る画面。ユーザーの感じる機能、画面の遷移フローなんだ。
ああ、サービスなり資料なり、作成されるあらゆるものは、使う相手のことを考えてまずはフローを立てれば良いのだろう。それを立ててからの、実装、課題の洗い出し。

言葉でいうのは簡単だけど、奥が深い。

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