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2人の「夢の本屋」はどのようにして生まれたか


2018年3月17日。
入谷・夢の本屋イベントにて。

登壇者は、小国貴司さん(BOOKS青いカバ)×竹田信弥さん(双子のライオン堂)


本屋さんの名前についてあまり知見がない私。「まだまだ知らない夢の本屋ガイド」という書籍では、「BOOKS青いカバ」の小国さんが「月蝕書店」を訪問し、店主の猪熊武雄さんに同書店が行っているサービスについてインタビューもされているという。その内容がまた興味をそそる物で、「死者のための選書」ということ。

本ってその人のストーリーが込められていそうで。
私は本当にビビット来たものしか本を購入しないし、幼いころから本はまず図書館で探す、というタイプ。手元にあるほんが、自分がなくなったときどうなるのだろう?ふと考えてしまった。
一番のお気に入りってなんだろう。今でいうと、ミシマ社の「うしろめたさの人類学」かな。べただけど、名探偵コナンも私を語るうえで重要だぞ。なんて少々あほなことを考えたり。



「双子のライオン堂」を経営する竹田信弥さん。
無人島に誘拐されてしまった、いつ帰れるかわからない.......

そんなシチュエーションで現れる 「アイランドブックストア」
本を掘り起こす、まるで宝探し。本屋にいって、思いもがけずビビッと着て購入、これもいわば宝探しなのかも。


小国さんの話に戻る。
「故人の想い」と「商品価値」は同党ではない、ということ。その通りだ。
残っていると故人を思い出してしまうから引き取ってほしい、
という依頼もあるそう。

人の死は、その人の所有物の死にも近しいのかもしれない。
頭の中に、本の上部に黒いリボンがつけられていうる姿が浮かぶ。


また、こんな話も飛び出した。
本屋は個人のパーソナリティを見ていない、ということ。

見ているのは、その客がどのコーナーで立ち止まり、どの本に手を触れたのか。購入しなかったのは、どんな理由があったからだろうか。
竹田さんは以前、上記のようなシチュエーションのことをTwitterをつぶやいたら後日その方が改めて来店してくださったそう。笑

本屋に限らず、空間には人によってさまざまな想いをもって来店しているのだから、いろいろそりゃあるよね。

陳列や備品なども、その時々で変えているそうで、本屋さんの裏側的な部分が見えるのが楽しかった。
出版社で書店(ミシマ社)、
喫茶店で出版(クルミド)、、ひとつでとどまらず、でも軸がぶれていない活動、それもまた魅力的。


お二人の夢に関するお話。
竹田さんは、図書全種をそろえたい、という回答。
ジュンク堂のようなビル8階建てのような総合的書店。
バベルの図書館、という話がちらっと上がったような気がする。なんか面白そうなワードだ。


小国さん。目録を作りたい、という回答。
昔、図書館司書講義を受けているとき、目録をさわていたっけ。
あれが、自分でつくれたら、、たしかにそれは素敵だ。一種のコレクションのよう。

紙媒体は衰退するかも、とも思いつつ、
きっと紙が消えることもない。「思考の整理学」で有名な外山氏は、40代超えての読書は無駄!みたいなことをおっしゃられたと知人から聞いたのだが、いくつになっても気が向いたら本は手に取っていきたいと思う。


#夢の本屋イベント








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