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わたしたちソーシャルビジネス屋の採用基準は?

先日の採用のコツを投稿した後、本タイトルの質問を受けた。
因みに雇用機会を提供することに着眼している組織に興味のある方とは、
掘り下げて話すトピック。

弊社採用プロセスは2パターンあって、
マネジメントと職人。
写真の中でブルーの制服を身にまとっているのが職人です。
*2018年5月撮影

職人の採用は特に特徴的で、

✓家族がどんな状況か?
✓家族をどれだけサポートする必要があるのか?
✓どんなバックグラウンドを持ち育ってきたか?
✓借金はあるか?
(✓夢は?)

特にこれを重点的に耳を傾ける。
つまり、教養や、スキル、すべて度外視だ。
何も無くても、こちらが育てる。
ひととして、そして職人として1人前になり、
よりよい人生を送ることができるよう、サポートする。

つまり、相当時間がかかるのは承知の上。
だけれども、そんな彼らが安定した生活を得られるようになること、
安心して働き続けることのできる職場に属せる現実をつくることが、
この事業のいちばんの目的である。

だからこそ、社員全員に、
職場環境は、鏡であると、常に伝えている。

Our environment = who we are
Our environment = what we create

こんな話を良くするのだ。

挨拶をしようとか、
いつも職場を綺麗にしましょうとか、
仲間を想いやろうとか、

勿論そんなことを体現できるまで何度も言うんだけれども、
そんな話は、当たり前が異なる彼らは、
ウラシマタロウ状態なわけで、
「何言ってるの?」となるわけだ。

だけれども、彼らが仕事人としてプライドを持ち、
仲間に対して責任を持ち始めたらば、言動が変わってくるのだ。

いちばん響いたのは、彼らがやっていること、
わたしがお願いすることなど、
それらがリアルに何につながるのか?
どんな意味があるのか?
などが描けたとき、みな素直に考えて行動し始める。
そして互いに教え合い、切磋琢磨厳しくも優しく関わりあうようになる。

彼らの日々の成長と輝きが何よりもこの事業をしていて、
嬉しいことであり、そして事業成長の大きな鍵ともなっている。

なぜなら、我々社長はひたすら仕掛けては、
必死でお金を作れるよう動くが、
結果、社員の頑張りなくては実績は絶対につくれないし、
お客様も支持してくれない。

サービスがブラッシュアップされて成熟し、
評価されていくのは、紛れもなく、
社員の日々の努力の結晶と、
お客様からの愛あるフィードバックのお陰だ。

だからこそ、ありがとうの気持ちを忘れず、
みんなで成長して行くことが重要だ。

社員の暮らしも、心も豊かになっていかねばならんし、
お客様の事業も成長していかんといかん。

先日は、教育を受けることができなかった子が、
受けたいからと仕事を一度辞めたが、結果継続できず戻りたいと言うので、
面談を改めて行った。

やっぱり社長が採用は必ず行うべきである。
そしてその基準も、社長が示し、メンバーへ共有し、
そしてみんなで互いに責任を持って育てあうという姿勢が鉄則である。
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