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ふるたかちゃんとの思い出

ふるたかちゃんとの思い出について書いてみようと思う。

ふるたかちゃんを最初に見かけたのは私のフォロワーさんのリプ欄でだった。
そのフォロワーさんは、当時の私にとってはすごく大切な人で、これからも、もっともっと仲良くなりたいと思っていた。
でもそんなある日、突然ふるたかちゃんが現れて、その人を横取りするような猛烈な勢いで会話をするのを見せつけられてしまい、何この人? みたいな感じでふるたかちゃんを見つめていた。

そう。
実は、ふるたかちゃんに対する最初の印象は全然良くなかったんだよね。

でもそんな出会いから二週間くらいが経過したころ、私たちはすっかり友達になっていた。
どうやって友達になったんだろう?
最初の印象最悪だったのにね。
まったく覚えていない。

仲良くなってからは毎日のように会話をしていた。
共通のフォロワーさんも多かったから、いろいろな人たちを巻き込んで馬鹿話に興じていたのがすごく懐かしい。

私は基本的には朝の挨拶はするんだけれど、夜の挨拶をすることはほとんどない。
夜の挨拶をするときは個人的にその人のアカウントを訪れて挨拶をするんだけど、当時、夜の挨拶を交わしていたのはふるたかちゃんだけだった(いま夜の挨拶を交わしているのは、えそちゃんだけ)。
それくらい大好きな友達で、大切な存在だった。

毎晩、ふるたかちゃんは、こざまちゃんとリプ欄でバトルを繰り広げていた。
だいたいは、ござまちゃんが、ふるたかちゃんに言い負かされて謝る、っていうお決まりのパターンだったんだけれど、そのお決まりのパターンに至るまでの過程が本当に面白くて、毎晩その様子をこっそりと眺めるのが私の密かな楽しみだった。

本当のことを言うと、夜になると、ふるたかちゃんをこざまちゃんに取られてしまうので少し嫉妬していたところもある。
でも二人はお似合いだったので、こざまちゃんに取られるんだったら、まあ仕方ないかな、とも思っていた。

二人は本当に仲が良かったよね。
早くリアルで付き合っちゃえばいいのにって思っていた。

そんな楽しい日々が続いていたある日、ふるたかちゃんは突然いなくなってしまった。
何も言わず、霧のようにさっと消えてしまった。

最初はすぐに戻ってくるんだと思ってた。
ツイッターの不具合かなにかで、瞬間的に見えなくなっているんだと思っていた。
だって、ふるたかちゃんが何も言わないで私たちの前からいなくなるなんて思ってもいなかったから。
でもふるたかちゃんは帰って来なかった。

実質的にふるたかちゃんと接していたのは10ヶ月くらいでしかない。
でもあまりにもインパクトが強かったから、数年来の友達だったかのような強い印象がいまでも残っている。

たまに、ふるたかちゃんを探してみることもある。
実はどこかに転生してるんじゃないかなと思ってツイッター内を探してみたりすることもある。
でもふるたかちゃんはどこにもいない。
そしてそっとツイッターを閉じるんだけれど、また何ヶ月かすると同じことをして、ツイッターをそっと閉じることを繰り返していた。

そして、そんなことを繰り返している間に、二年が経過してしまった。
もうそんなになるんだね。

何かの拍子でひょっこりと戻ってきてくれないかな。
そう思いながら日々を過ごしているのだけれど、ふるたかちゃんは帰ってきてはくれない。
寂しいよね。

もうきっと会うことはないんだろうな。
そう思いながらも、たまにふるたかちゃんを探している私がいる。
いつかは探さなくなるのかな。
その日が来た時が、本当のお別れの日ではないか、という気がしている。

どこかで元気に過ごしていてくれたらいいな。
今の私には、そのことを願うことくらいしかできないのかもしれない。

ふるたかちゃんとの思い出も月日が経つにつれてどんどんと薄れていってしまう。
でもふるたかちゃんと会話していた楽しかったころの思い出は、いつまでも私とともに生きていくのではないかと思っている。

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