同性が好きなんだと気付いたあの日に私の心が死んだ
前半はこちらの記事に書いています。
(後半)
その日は、私は混乱と葛藤の中、リビングの固いソファーの上で泣き続けた。
初めて感じるような複雑な感情に心が揺れ動いていた。恋愛の曲を聴いて泣くなんて、そんなことはいままでになかった。
しかし、今回は違う。
その曲が私の心に深く響いて、あの子への想いがあふれ出てきた。
周りにいる容姿端麗で人気の男子ではなく、キラキラしたあの女の子にこの曲の歌詞を当てはめると、私の心は感情がぐちゃぐちゃになった。
そのときはじめて、自分が彼女に対してどれほど感情的になっているのかを知った。
気づきたくなかった。
これは好きな人に感じる感情だと。
そして、このまま想い続けることが辛いだけの現実に直面した。
「つらい、つらい、つらいだけじゃん….」
思い悩み、泣き続けた中で、私は自分自身の本当の気持ちに対峙する勇気を持てなかった。
なぜこうなってしまったのか。
この先どう生きていけばいいんだろう。
泣き疲れて眠ったころ、私の中にはまだ答えが見つかっていなかった。
でも一つ確かなことがあった。それは、私が彼女を好きだという事実だ。
この体験で私は自分自身を、自分の感情に向き合う勇気を持つことに、全力で背を向けた。
恋愛は素晴らしい?
人生に喜びをもたらす?
時には辛い葛藤や苦悩も伴う?
片想いが1番楽しい?
ちがう。もし、この感情を自分が認めてしまったら、
この先毎日辛くて苦しいだけじゃないか。
もし、私が同性が好きだと認めてしまったら、明るい幸せな未来が見えないじゃないか。
このまま生きていく意味って、、、。
17歳の私が、今後どんな道を歩んでいくのかを決定づける、重要な日になった。
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