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「チャンバワンバjourney!!」神奈川公演「DIALOGUE+ BAND Assemble!!!!!!!!」 感想

DIALOGUE+の今年2本目のツアー「チャンバワンバjourney!!」お疲れ様でした。
今回のツアーは、ライブハウス(地方はキャパの小さな箱)、オールスタンディング、オケでフル尺のワンマンをやる、そして横浜の2部ではダンス控えめ歌に全力のバンドライブ…と新たな挑戦がたくさん詰まっていたが、いずれも良い体験となっていて、今後のDIALOGUE+の可能性をたくさん感じたツアーとなった。

ライブハウスでのオールスタンディングという形式について、自分の見たい場所(センター)で見れるし、今回は(広島以外は)キャパに対してパンパンになるほど客も入っていなかったので席間が狭いホールより自分のスペースはあったし、フロアはフラットではあるが全体的にステージまでの距離は近いのでステージが高ければ(ブルーライブだけ低かった)メンバーはちゃんと見えるし、開演前に総合Pが注意事項を丁寧に説明してくれていることもあってかオタクのマナーも大変良いので、個人的にはかなり良かったというのが所感である。

オケでのフル尺ライブに関しても、仙台横浜は音がちゃんと良くて(具体的に言うと楽器ごとに音を調整して特にリズム隊を音源より大きく出すなどして)生感があって、普段のワンマンライブに匹敵するような満足感が作れていた。
「DIALOGUE+オケでもやれるじゃん!」と思ったのは事実なのだが、横浜の2部を浴びて「やっぱり生バンド最高!!DIALOGUE+のライブはこれだよ!!」となっていた。バンドライブの感想については、1部の感想のあとに詳しく書く。


(1部)チャンバワンバjourney!!

仙台後に記した備忘録もあるので、こちらも併せて読んでいただけるとありがたいです:

全体の流れなどに関してはこっちの記事に細かく書いたので、本記事では特に神奈川公演で印象に残ったところなどについて書いていく。

(セットリスト)
SE
M1: Domestic force!!
M2: 人生イージー?2023
M3: ぼくらのユニバース

ダイアローグラップ(表記不明)
M4: FU-TSU-TSU-KA I Love you
M5: シャーベットマーメイド
M6: MAHOROBA-Deli
M7: あやふわアスタリスク
M8: デネブとスピカ
M9: ドラマティックピース!!
M10: 夏の花火と君と青

MC
M11: dialogue+kawaii
M12: わたしたちのラプソディー
M13: かすかでたしか

M14: everything!
M15: 20xxMUEの光
M16: チャンバワンバfancy!!
M17: うしみつあっパレイド
M18: ユートピア学概論 

MC
M19: 透明できれい

(アンコール)
作戦会議
EN1: おもいでしりとり

1曲目のドメフォのキレが公演を経るごとに上がっていたと感じた。特に横浜ではソロパートがめっちゃ声出ててすごい気持ちがアガった。
音響面に関して、ドラムがこの曲のラスサビから一気にデカくなってて、イージーもそのままドラムがめちゃくちゃデカくて、とにかく踊らせてフロアをあっためていくぞというのをすごく感じた。ドラムでかイージーは気持ちよくて自然とぴょんぴょんしてた。
広島仙台はドラムとベース上げてるな〜くらいだったので、今回はドラムだけめっちゃ上げるといった感じで音の作り方自体を結構変えてきてるなと思った(個人的にはこっちの方が踊れて好みだった)。
あとイージーの2サビ入りのオーケストラヒットがめちゃデカくてすっごい気持ちよかった(生バンドだと抑えられてる同期の音がデカく聞こえるのがオケの良いところ)。

ふつつかは3公演とも披露しているということもあり、他の新曲たちと比べて、振りが揃ってるかつ細かいところのこだわりも随所に感じた(ダメだ 私 ダメだ!のところの高さと手の角度とか)。あと言おうとしてプイってなる宮原さんの絶妙な動きと表情が本当に好きです。

ふつつかが終わってからシャベマの特殊イントロが流れ始めるまでの間もちょうど良かった。今回のふつつかはメインではないので、1曲単体でしっかりと完結させつつ、ここからまたライブの流れを作っていくという点でうまかった。

シャーベットマーメイドのダンスは本当に美しくて、今回は特にダンスに目を奪われていたと感じる。まなつさんが一番前に出て、手を前に出してゆらゆらする振りが、とても力強くかつ美しく、その無表情が普段のいつも明るい彼女とのギャップもあって、非常にドキッとしたのが印象的である。
やかんも椅子に座ってマーメイドの振りをしてたのが良かった。

この公演を通して、やかんちゃんと2人のパートとかでもう1人のメンバーが下手に座ってるやかんちゃんの方を向いて歌ったり、寄って行って2人で歌ったりしているのが印象的だった。
デネブとスピカの2Cの「どんな結末を迎えてても笑い話にしよう」の時に、やかんちゃんの方に向かって行って歌うきょんちゃんも感動したし(自分はここの歌詞を仲キが歌うというのが好き)、そのあとゆっくり歩いてフォーメーションに戻っていくきょんちゃんもかっこよかった。こういうアドリブの動きを堂々とできてそしてかっこいいの彼女の才能だと思う。
あとゆーなさんとやかんちゃんが2人で歌ってるシーンも印象的だったのだが、曲が思い出せない(覚えてる人いたら教えてください)。

M10は広島は夏花火で仙台は流星群だったので今回はラプソディーかな〜と思ってたら、また夏花火がきて「!?」となった(近くのオタクたちと顔を見合わせた)。仙台でふつつかまたやったり、凍てついての次にガガピーぶち込んだりなどに続き、「じゃあこうなるのかな」という予想の常に一歩上を行かれているのがこの現場の面白いところ。
夏花火はドラムでかすぎてドラムの振りコピしてたら終わってた(最高)。

MCは内山さんのサイヤ人の話から、まなつさんが成長といえば〜と言って次の初披露の曲の流れに繋いだのがうまかった。さすが才女。タイムキープもありがとう。

そこから繋がるdialogue+kawaiiは村上まなつさんだった。まなつさんが感情を込めて歌うときのちょっと泣きそうな感じの声が本当に好きで〜(この時は本当に少し泣いてたようにも見えた)。「ほんの少し泣いた 泣いた」で僕もうるっとさせられた。ここでも普段の表情とのギャップでよりくるものがあった。

ラプソディーはまさにミュージカル!って感じの仕上がりで、すごい芸術作品を見ているような感覚だった。落ちサビのパートはやはり一番期待していたポイントだったが、2人が向かい合って歌ってクロスして両側に歩いていくというフォーメーションをつけたのが本当に天才だと思った。これを歌いこなすメンバーも本当にすごい。

この3ブロック目は広島仙台では流れのブロックにはなってなかったが、本公演ではラプソディー→かすかの繋がりもきれいで良かった。
ただこの2曲、上物、リズム隊、ボーカル全部上がってて(ボーカルの声量がすごく出ていたというのもある)、ちょっとキンキンしてるかもという印象だった。オケで音が多い曲をやる難しさだな…と。(4ブロック目入る時も上げた分を一旦リセットしてなかったと思うが、そこまで気にならなかったので、単純に音数の多さによるものだったと思う。)

仙台では2ブロック目がかなり印象に残っていたが、横浜では仙台ほどデネスピ→ドラピの音量を上げてなく、そこより3, 4ブロック目の方が音デカくなってて、音量の大小についても作り方を明確に変えて印象を変えてきてるなと感じた。
そして、今回はちゃんとこの最後のたたみかけである4ブロックがメインです!という表情が強くなったと感じた。特にユートピア学概論が幸せすぎて、フロアであの曲を聴いて踊ってる時ずっと、こんな楽しい瞬間ない!!って気持ちになってた。「それがユートピアと呼べそうだ!」

透明できれいのDメロの内山さん守屋さんどちらも最高だった。内山さんはずっと良かったし、守屋さんは本公演が歌声が3公演の中で特に一番仕上がっていたと感じた。本公演は各メンバーともソロパートのここぞというところを最初から最後までしっかりと決めていたなと思った。
そして最後のブレスののち一瞬間があって透明できれいのインストが流れるのが本当に良い。涙を流しながらただただ彼女たち8人に大きな拍手を送っていた。

あともう1点本公演について特筆したい点として、ねねさんの歌とパフォーマンスが最初から最後までずっと良かった。序盤からここまで飛ばしている公演もなかったのではないかと思うくらいで、しかも最後まで全く失速しなくてすごかった。広島仙台の2公演で思う存分パフォーマンスできなかった分をパフォーマンスで全部発散しているかのようで、本当にロックでかっこいいと思った。
あとビジュもとてもタイプで好きだった(僕はハーフアップが大好き)。


(2部)DIALOGUE+ BAND Assemble!!!!!!!!

(セットリスト)
バンドセッション
M1: にゃんぼりーdeモッフィー!!
M2: 絶景絶好スーパーデイ!!
M3: 人生イージー?2023

MC
M4: D+ has come
M5: ガガピーガガ
M6: これは訓練ではない

M7: フレンドファンファーレ

MC
M8: dialogue+kawaii
M9: わたしたちのラプソディー
M10: うしみつあっパレイド

M11: ユートピア学概論
M12: ダイアローグ+インビテーション!
M13: 大冒険をよろしく

(アンコール)
作戦会議
EN1: にゃんぼりーdeモッフィー!!

踊り控えめで歌と生バンドに特化したライブというのはDIALOGUE+としては初めての試みであったが、個人的な感想としてはとっっっても良かったし、新しい発見もすごくあった。

普段のDIALOGUE+のライブというのは、ステージ上で8人がずっとフォーメーションダンスをしながら歌っているため、8人それぞれの表情やダンスにも注目したいし、全体も見たいし、歌も聴きたいし、爆裂サウンドにも注目したいし、バンドメンバーも見たいし…と見るところが多すぎるのだが、今回はその中でも特に歌とサウンドに集中できるというので、ステージをずっと注視していることもなく(気持ち良くなって天井見てる時間も結構あった)、ただ大好きな曲たちを生歌とデカい音で聴いて気持ち良くなって自由に踊ってるというだけでDIALOGUE+のライブってめちゃくちゃに楽しくて、これは新しい発見だと思った。

チャンバワンバjourney!!の3公演を経て、DIALOGUE+オケでもいいワンマンライブを作れると思ったのは確かなのだが、やっぱり生バンドを聴くと満足度が全然違いすぎて、今後また(地方などで)ステージの小さいライブハウスを回るとなった時には、オケ公演という選択に加えてこのロックバンド方式も検討して欲しいと思った。そういう理由なくとも、歌と音に集中できるこのスタイルのライブを普通に年1回くらいやって欲しいとすら思う。

このライブは始まり方から最高で、総合Pがステージ上で注意事項を述べたのち、そのままの流れでバンド紹介に移り、浩之さんのタイトルコールと「にゃーーーー!!」からライブが始まった。あまりにもロックバンドすぎる(というかKEBABSすぎる)。

M2の絶景絶好は、久しぶりにこの曲のポテンシャルを感じる使われ方で非常に良かった。爆裂生バンド、爆裂ドラムのこの曲で完全に動きのリミッターが外れて、ここから最後まで多動止まらなかった。

そしてM4→M7の流れは本当に素晴らしく、曲が来るたび「これだよこれ!!!」になってた。
この公演は運良く前方で見れたので、ガガピーガガのイントロは黒須さん推しカメラになってた。黒須克彦さんかっこよすぎです。
これは訓練ではないの飯塚さん、ソロパートで中央のお立ち台に立って歌う姿が本当にかっこよかった。最後のロングトーンはもう圧巻としか言いようがなかった。あのとき完全に会場を支配していた。

そしてこの公演で何より偉かったのが、訓練のあと長い暗転を取らずに(MCもせず)、すぐにフレンドファンファーレに行ったところで、ここ本当にロックバンドだと思った。激しめの曲を連続させ、そしてその熱量を保存した状態のままミドルテンポの曲を聞かせることで、流れとしてはシームレスにかつ振れやすくなっている感情を思い切り揺さぶる構成になっていて、僕はイントロから泣いていた。
落ちサビ前のラララの合唱はフレンドファンファーレ群馬公演の再現になっていて、もう2度と見れないと思っていたあの光景がまた見れたうれしさもあって、さらに泣いた。

kawaii→ラプソディー→うしみつの3曲はダンスありパートだったが、完全にロックバンドマインドになっていたので、ここまでと同じようにただ音を思う存分浴びていた。
ラプソディーは昼にオケで聴いた時よりも圧倒的に音のバランスが良くて、非常に気持ちよかった。この曲はドラムです。
kawaii→ラプソディーの流れは想定内だったが、うしみつは完全に油断していた。この曲はいつも振りコピで踊り狂っているため、そうじゃなく曲をちゃんと聴いてみると曲自体も本当いい曲だな〜になっていた。

直近の公演は全部オケ公演だったので、ユートピアの2C後の「ギター!」でちゃんとギターがいることにちょっと感動した。この時は当然佐々木さん推しカメラになっていた。佐々木侑太さんもかっこよすぎです。
アンコールにゃんぼりーの最後の「ゴロマカちょこまか〜」のところのギターがすごい暴れててそれも最高だった。


1部も2部もこれからのDIALOGUE+の新しい可能性を感じさせてくれて、より一層これからもこのグループを信じてできるだけ長く応援し続けていきたいと感じた今回のツアーであった。

これからも彼女たちとたくさんの「輝いてやまない景色」をともに見ていきたい。

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