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「はる@BPDの妻を持つ夫」とは、どんな人?

※2024.3.12更新
自己紹介のページです。
私の別ブログ「はる書店」ではより詳しく述べています。
そちらではBPD関連の書籍を紹介しています。
よろしかったら、こちらもよろしくお願いします。
「はる書店」https://haru-non-bpd.com/

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 まずはじめに自己紹介、というか簡単にBPDの妻との状況紹介をしておきたいと思います。

 はる@BPDの妻を持つ夫…その私自身は、ごく普通のサラリーマンです。精神病での通院歴やリスカ、過食嘔吐など症状はもちろん無いし、苛め、虐待経験などもありません。

 両親もごく普通の会社員の家庭で兄妹はいません。両親は離婚していますが、特に大きくもめたことはなく、現在もなお両親とも正常に交流があります。

 普通に大学を出て就職して、普通に勤めていますし、友達は多い方だと思います。趣味も多く、人からは多趣味と言われる方です。。。妻と知り合うまでは。

 BPDの妻、こちらも表面上は普通に過ごしてきたようです。大学を出て普通に就職、しかし長続きせずに退職。花嫁修業中に私と知り合い結婚、専業主婦に。子供は高校生と中学生の男の子が居ます。

 思い返せば知り合った頃から、BPDの妻は普通ではありませんでした。夜の電話をなかなか切らない…そのくせ黙ってる。こちらも黙っていると「何も言うこと無いんだね…」と、まるでこちらが悪いような非難の言葉を浴びせてくるのです。

 友人とは仲良く社交的に付き合っているように見えて、本当に気を許した様子は見られない。友人と別れて私と二人きりになると、突然げっそりと疲れた様子で「もう二度と会いたくない」などと言ってきたり、昨日まで仲の良かった友達も突然「あいつ、殺してやりたい」というほど憎んで、それっきり本当に絶交してしまう、というようなことがありました。

 しかし、そんな心の叫びや誰とも心から打ち解けられない悩みは私にだけ打ち明けてくれるし、夜の電話を切らないのは寂しくて仕方が無いからだ…など、女性と付き合った経験の少なかった私には、それら彼女の態度が自分への好意の裏返しで、ナイーブな女性として映っていました。

 そして日々、彼女の言動に振り回され、いや当時はまだ振り回されているという自覚すら持てずに、ただただ困り果てていた感じでしょうか。
 もちろん、私はまだBPDという言葉すら知らずに、どうしてこんなことになるのか?どうして自分がこんな想いをしなければならないのか?全く理解出来ずに一人で悩んでいたのです。

 後にこれがBPD特有の態度や行動であり、私自身も共依存という状態に陥っていたということが判明するのですが、それは時既に遅し…私が『@BPDの妻を持つ夫』となった後でした。

 結婚後も妻の困った行動は続き、子供が生まれてからはその行動もエスカレートしていきました。そして過食嘔吐、リストカットを繰り返す彼女を見るに見かねて、なんとか本人を説得して精神科を受診させたのです。

 その後は通院、投薬…それでもますますエスカレートして、医療保護入院、通院、転院、カウンセリング。地域行政の福祉科にも何度も相談したし、子供のことで児童相談所にも何度も行きました。

 また更にBPDを支援するNPOに出向いたこともあるし、警察や救急車のお世話になったことも一度や二度ではないですね。

 私自身も辛くて「適応障害」と診断され、薬を処方されたこともあります。現在は妻の通院歴は15年を超えて、私もその間にさまざなBPDの書籍を読んで勉強してきました。

 だから今は思います。私はあまりに無知でした。精神の病について、そしてBPDについて。

 もし結婚前にBPDという病気のことを知っていたら…あるいは?そう思うこともしばしばです。もし今目の前に『彼女や彼氏がBPDで悩んでいます』という人が現れたら、私は迷わず全力で別れることをお勧めするでしょう。それほどまでに辛く地獄のような日々を過ごしてきました。

 しかし、不幸にもその地獄を選んでしまった人や、私のようにその地獄から抜け出せない人のため、私は私の経験とBPDについて学んできたことを書いていきたいと思います。

 それは、私の苦労を知ってもらうことで、これから地獄に落ちそうになっている人たちを少しでも救いたい。もう墜ちてしまっている人たちには、ほんの少しだけでも這い上がってきたと思える私の経験を参考にしてもらいたい、そう思うからです。

 今のところ記事は有料にはしていませんが、もしこの私のnoteを読んで、少しでもためになった、良かった、応援したいと思ってくださったら サポートよろしくお願いします。

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