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写真展の意義を言語化する
最近ずっと考えているのです。写真展ってなんのためにやっているのか。
ご無沙汰しております。はるんちゅです。
のうのうと大学4年生をしているこの頃ですが、気がつけば12月末。
あっという間に社会の犬となってしまいそうな時間経過の早さに圧倒されています。
以前に自己紹介したとおり、僕は写真部に所属しています。
僕らの写真部では3か月に1回頻度で「写真展」なる企画を行っているのです。そう、写真展。部員が各々の写真作品をギャラリーに出展して、内外に講評してもらう、写真展。
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写真展ってすごく苦しくて、でも楽しいんですよ。
作品の構想を考える苦悩、手間がかかる準備、写真展には写真があればいいという訳ではありません。時間も精神も削られるので、その意味で苦しいものです。
ただし、その苦しみを乗り越えれば楽しい時間が待っています。会場設営が終わって、個々の作品がイキイキと輝き出す瞬間がとっても好きなんですよね。それと、ノートに書いてもらった自身の作品の講評を眺める時間も。
でも写真展の意義はどこにあるのか自分なりに考え出せていませんでした。最近ふと、答えっぽいものが出てきた気がするので、この場を借りてその「意義」とやらをつらつら綴ろうと思います。
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📸iPhone
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📸iPhone
自己表現の場?
たどり着いた解は「自己表現の場」が写真展ではないか、ということです。いや当たり前だろ~と突っ込まれるかもしれません。
写真部に入部した当初の話
写真部に入部して初めて自分の写真を「作品」にし、自分の写真を公に発信しました。ここで自分の写真を共有する面白みを覚えました。ただし、入部したての時代は「この写真きれいだから見てよ」という単純な動機から展示会に出展していたのを覚えています。今後、このことを「写真を表面だけで捉える」と称したいと思います(この言葉の使い時あるかな)。
入部からしばらくして
月日が経つと写真そのものだけではなく、写真から伝えられる「中身」の部分にこだわりを持ち始めました。
例えば「どんな想いを伝えようか」「共有したいコンセプトはなにか」といったもので、自分自身の気づき、内面、感情を作品にどう閉じ込めていこうかを考え始めている自分がいました。
でもこれまでは上記のことを言葉にしたことはありませんでした。最近になってふと脳裏に言葉が浮かんできたのです。
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自己表現が写真である必要性
写真に自己の内面を託し、それを作品として展示することがなぜ自分に合うのか。それは①ネットではなくリアル②婉曲的な手段という2つの要素があると捉えています。
まず、写真展というリアル会場であること。インターネットの世界ではなく、対面で発信することに解放感と安心感を覚えます。個人的にSNSの世界はまるでパノプティコンに収監されているような気分になります。ネットの世界では自身が常に監視されているような、息苦しい環境に感じるのです。
次に作品が表面上では「写真」であること。自分の想いが写真という当たり障りのないものにカモフラージュされることで、表現のハードルが下がっていると考えました。「ぱっと見で写真、深く見れば自分の思想を伝える媒体」という形態が僕には合っているのかなという、そんな結論です。
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単純にカメラや写真が好きなだけ説もあるけれど
深く考えすぎている気もしますが、写真展の意義を言語化するという作業を行いました。ただ今まで言ってきたことが写真展に参加するすべて意義だとは思っていません。単純に写真を撮るのが好きだから、その成果を見てもらえる場があるのはありがたいです。写真展の意義は後付けかもしれません。
残すはあと1回!
そんな写真展ですが、現時点で卒展を残すのみとなりました。卒展を前にして写真展の意義を自分なりに言語化できたのは大きな一歩です。どんな作品にしようか、構想は固まってきました。2月の展示までひと月ちょっと、納得がいくアウトプットになればいいなと思っています。かけがえのない同期たちと最後の展示会、うまくいきますように!
とりとめのない話に付き合っていただいた皆様、ありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう。