【場面緘黙克服記⑭】しゃべれなくても大丈夫(小3)
相変わらず学校での発話はありませんでしたが、「しゃべれなくても大丈夫」、そんな風に思うことができました。小さなことでも褒めてくれる先生と、自然に手を貸してくれる同級生。温かい環境の中で、ハルは穏やかな気持ちで少しずつ、できることが増えていきました。
3年生になりました
新学期を向かえ3年生になりました。
緘黙になって丸4年です。
クラス替えがあり、担任も変わりました。
クラス替えに関しては特に配慮をお願いしませんでしたが
わりと気が合うかな?と思う
やさしい男の子と同じクラスにしてもらえてよかったです。
担任は大ベテランの先生です。
まだ学校での表情は固く 週明けなどは特に緊張気味ですが
あまり嫌がらずに登校しています。
2週間に一度、教育センターのプレイセラピーに通っています。
ここでも声を出すことはありませんが、毎回楽しみにしています。
春休みは家族・親子で過ごすことが多く
それで気づいたことなのですが・・・
ハルはなんでも極端!
うれしい楽しい時は思いっきりテンションが高く うかれ過ぎ
落ち込むときは海よりも深く・・・!?
いちいちそれに付き合って 春休みはほぼ一緒に行動しているから
私のほうが少々疲れてしまいました。
う~~ん、アンタ、ちょっと濃すぎるよ
ハル20%オフぐらいでちょうどいい^^;
うかれ過ぎず、落ち込みすぎず、もうちょっと中間辺りにならないものかしら。
このへんのことも息子が持つ特性なんだろうな~と思います。
感情をコントロールできることも発達のひとつ。
ところで、緘黙克服には
・しゃべれるようになりたいという本人の強い気持ち
・友達
・周囲の協力
が必要だと思うのですが、本人、あまりしゃべる気がないようで…
聞いてみました。
1、別にしゃべれなくてもいいやと思っている?
2、すぐには無理だけどできればしゃべれるようになりたい?
ハルの答えは「1番80%、2番20%」
あまりプレッシャーにならず、
声を出さなくてもなんとかなる環境にいることはありがたいが、
時々は発破をかけてやらなければならないのかな。
何事もそうだが、思っていることは実現する。
しゃべれなくていいと思えばそのままだし、克服するにはまず
「いつかはしゃべれるようになる!」と意識することが大切。
ちょっと話はそれますが、私は十年以上ペーパードライバーで
去年までは運転できなくていいと思っていました。
引越しをして次男が生まれて
やっぱり運転できるようになりたいと思うようになり
これからペーパー講習を受けて車を購入することになりました。
私の運転の話しもして
「できるようになりたいと思えばできるようになる。
苦手なことも練習すればできるようになる。
周りの人も協力してくれる。
すぐに話せなくてもいいから気持ちだけでも
『話せるようになりたい』と思ってね」
と話しました。伝わってるかな~?
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