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【場面緘黙克服記⑰】しゃべりたいけど、勇気が出ない 小4

4年生の後半。視野が広がってきて、自分はなんで学校でしゃべれないんだろう?しゃべれるようになるにはどうしたらいいのかな?ぼくのことを同級生にも理解してほしい…そんな気持ちが芽生えてきました。

先生にお願いして、緘黙の子が主人公の絵本をクラスで読んでもらい、全員が緘黙を考える機会を作っていただきました。なぜかわからないけどしゃべらない同級生ハル。みんながハルを理解しようとして、全員がハルへの手紙を書いてくれました。

プチひとり旅

冬休み。単独で私の実家に行ったハル。
行きは、出勤の夫が途中駅まで送り、おじいちゃんにバトンタッチしました。

6歳のいとこも初めて母と離れ、実家にお泊り。
ずっと前から「ハルちゃんとお泊りする~」って 言ってたもんね。
夜中のお呼び出しもなく、大成功♪

さて。
帰りは‘プチひとり旅’をすると出かけて行ったハル。

「したい」と自分から言ったわけでもなく
半ば強制?なのですが。

「無事できたら記念にマンガ買う?」と言ったら
のってきました

A駅ホームまで じいちゃんが送る。
B駅ホームで私が待っている。
(どこがひとり旅?)

25分間ひとりで電車に乗っている
不安の強いハルにしては大冒険

予定通り乗ったという連絡を受け
私もややドキドキしながら到着を待つ。

無事に降りてきました~。
(当然・・・)

感想は?
「二度とやらない」

やっぱり怖かった?
まだ早かったかな?

ひとりでバスに乗る
駅から家までひとりで歩いて帰る

それぐらいのことはそろそろできるようになってほしい。

あんまり恐怖心を植えつけるのはあれですが
「できた!」と実感し、
潜在意識の中で小さな自信が積もりますように・・・

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