旅先ならでは
少し前、オットの休みに合わせて熱海・湯河原と近場の温泉に行ってきました。
いつもより交通費が浮く分、温泉宿を奮発して、どちらも露天風呂付きの部屋を取り、熱海は大浴場でも足を伸ばせる宿でした。
MOA美術館では、尾形光琳の風神雷神図屏風と紅白梅図屏風の展示がなされていて、原田マハ氏の『風神雷神』を読んでいたこともあり、貴重な機会に心躍ります。
熱海駅とのシャトルバスが臨時が出ているにもかかわらずぎゅうぎゅうだったので、混雑しているなーと心配でしたが、想像していたほどでもなく、少なくとも10月に行った上野のモネ展よりゆっくり鑑賞できました。
また、初めて存在を知った起雲閣も素晴らしかったです。
大正時代に建てられた別荘で、戦後に旅館となり、芥川龍之介や谷崎潤一郎などの文豪にも愛されたようです。素敵だなぁと思ったのは、大正ガラス。
歪みがあって、光の屈折で景色が曲がって見えるのですが、重厚感もあり、なんともレトロな気分になります。
今回の旅は観光ではなく旅館でのんびり、と決め込んだため、二人とも本を持参して(オットはノートパソコン)読書タイムも充実しました。
また、旅先では、アメニティとして化粧水や乳液やシャンプーなども充実しているので、いつもと違うものに触れる機会も多いです。
普段はほぼ無香料のものしか使わないですが、それらの化粧品やシャンプーなどを使うと、ほのかな香り(強い香りは苦手なので、ほのか、じゃないものは使えません)や使い心地に気分転換にもなります。
そしていつもと違ったことが、ひとつ。
アメニティの中にあった松山油脂の美容オイルになぜか、惹かれてしまいました。
普段は美容オイルなどには眼もくれず、洗顔、化粧水、乳液、日焼け止め、以上、って感じで外にも出るのですが、なんだか妙に気になってしまい。。。
使ってみると香りも控えめで「ゼラニウムとマジョラム、天然精油の甘くおだやかな花の香り」とあります。
ただいつもは、旅先で、その場で使うだけで十分楽しんで帰ってきますが、今回はたまたま旅館内でこの美容オイルを販売しているのを発見し、思わず買ってしまいました。
顔だけでなく、乾燥しがちな爪の甘皮にも使ってみたりしています。
旅先での少しの冒険心、とでも言いましょうか(大袈裟??)
「いつもの」も、とても大切ですが、「たまには」というのも「たまには」いいかもしれません。