ななせさんの2020年の話
2020年、皆さんにとってはどんな年でしたか?
一般的には大きな変化が訪れた年だったのではないでしょうか。
私が愛してやまないシンガーソングライター ななせさんにとっても、2020年は激動の一年だったように思います。
そんな2020年の振り返りの話です。
2020年2月までの話は以下の記事でどうぞ。
1st album「maniac love」発売
2020年3月25日、ななせさんの1st album「maniac love」がBURGER INN RECORDSから全国リリースとなりました。
アルバムに関する話は過去の記事で触れてきましたが、とにかく素晴らしい楽曲の数々が収録されていますので、一人でも多くの方に聴いていただきたいと願っています。各種サブスクリプションでも配信されていますし、YouTubeのBURGER INN RECORDSのチャンネルでは全曲のミュージックビデオが公開済みです。
TOUR 2020“maniac love”
3月28日、下北沢440でのアルバムリリース記念単独公演を皮切りに、全国各地でのインストアライブやワンマンライブが予定されていました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の脅威が身近に迫る中、私自身も予定していた3月28日のライブへの参加を取り止めることとなり、その後もライブ自体の自粛・中止が相次ぐこととなりました。4月のライブは4日の島根県 松江 AZTIC canovaと5日の広島 ふらんす座の単独公演のみに。ライブを楽しみにしていた全国のファンから、悲痛な声が上がっていました。
「森谷佳奈のはきださNight!」生出演、そして・・・
そんな中、明るい話題となったのが、4月6日、BSSラジオの「森谷佳奈のはきださNight!」への生出演でした。山陰地方のローカルなラジオでありながら、radikoで日本全国で視聴できるため、各地に熱狂的な「kanayoruリスナー」を抱える名物番組です。月曜夜8時からの2時間、Twitter上では #kanayoru が非常な盛り上がりを見せ、トレンド入りすることもしばしばあります。
この日の放送では、発売されたばかりの「maniac love」から3曲がオンエアされ、さらに番組パーソナリティーの森谷佳奈アナウンサーとななせさんの息の合った掛け合いに、思わず虜になるリスナーが続出。番組終了後、Periscopeで配信された復習編にはBURGER INN RECORDSの畑社長も出演。BSSラジオの大村ディレクターと4人で繰り広げたトークは、コロナ禍に疲れた私たちにひと時の笑顔を届けてくれました。
この日の出演をきっかけに、ななせファンとなるkanayoruリスナーが全国に出現、「maniac love」の魅力が伝わっていくこととなりました。
その後も、ななせさんは度々番組に出演することとなり、今ではすっかり準レギュラーとしての地位を確立しました。なお、radikoの視聴は放送から1週間ですが、Periscopeで配信されている番組音声は今でも視聴することができますので、まだ聴いたことのないという方はぜひチェックしてみてください。
(「ななせさんとアルバム『maniac love』の話」の記事で、ななせさんの全出演回のツイートにリンクしています)
配信ライブ出演
コロナ禍でライブが中止・自粛となる中で、新しい取り組みとして出現してきたのが配信ライブでした。ななせさんも緊急事態宣言下で活動を配信へとシフト。4月25日、札幌市のUNIONFIELDが主催した配信サーキットライブ”HOME6.9”が、初めての本格的な配信ライブとなりました。(ななせさんは東京から17 Liveを通じての配信でした。)
5月1日からは、スタジオからの単独配信ライブがスタート。(当初は17 Liveでの配信でした。)普段の17 Liveでの配信とは違い、60分間、ななせさんのオリジナル曲だけを歌う、ライブハウスでのライブに近い形式の配信。もちろんコメントに対する反応などはありませんが、「maniac love」収録曲だけでなく、新曲も交えて。ライブハウスでのライブが行えない中で、ななせさんの歌声を楽しめる貴重な機会となりました。5月中だけで4回、スタジオライブが行われ、6月以降も6/13、6/20、6/25、7/4、7/13、7/24、8/15とトータル11回、17 Liveでのスタジオ配信が行われました。
また、6月からは、スタジオライブと並行して、ライブハウスでの配信ライブへの出演が始まりました。配信プラットフォームとしては、ツイキャスが多く、ライブ終了後、14日間程度のアーカイブが残るものが殆どで、アーカイブ期間中は繰り返し繰り返し視聴して、ライブに行けない空白を埋めていました。
現状、配信ライブはあくまでも配信で、現地に足を運んでのライブの完全な代替にはなりませんが、私のような地方の人間は、そもそもライブハウスに足を運ぶ機会自体が少なく、配信ライブの隆盛はななせさんの歌声を聴ける機会が純粋に増えるので、嬉しく感じていました。
以下は6月以降、ななせさんが出演されたライブの一覧です。
6/21 伊萩チャイナスクエア『のうじょうりえ / ななせ / 岡田茜 配信ライブ』
7/8 渋谷gee-ge.『配信版ウダガワガールズコレクション vol.8』
7/19 渋谷gee-ge.『配信版ウダガワガールズコレクション vol.12』
7/30 代官山NOMAD【プロモーション企画第7弾】代官山NOMAD × kusuguru Presents『oneGRID -showcase-』
8/8 神戸三宮cashbox『coe girls vol.66』(配信なし)
8/25 Com.Cafe 音倉『サノメ VS LIVE Round 6 Vs.ななせ』
8/30 あさがやドラム『アサガヤガールズコレクション vol.30』
8/31 someno kyoto『ソメノ3周年 前日弾き語り大会』
9/19 四谷天窓『PINKY GIRLS PARTY!! vol.15』
9/22 渋谷gee-ge.『配信版ウダガワガールズコレクション vol.43.7』
10/18 渋谷gee-ge.『配信版ウダガワガールズコレクション vol.56』
10/18 代官山NOMAD【プロモーション企画第15弾】代官山NOMAD × kusuguru Presents『oneGRID -showcase-』
11/15 渋谷gee-ge.『配信版ウダガワガールズコレクション vol.71.5』
11/23 恵比寿天窓.switch『奇跡はそんなに起きなくていい』
12/3 someno kyoto『エンドロールはいらない』
12/5 大阪BIGCAT『花房真優 Live Tour in Japan 2020 大阪Final』(OA出演)
12/25 代官山NOMAD『聖なる夜、君を待つ。2020』
新曲の発表も多く、2020年は私が把握している限りでは、11曲の新曲が披露されました。
単独ライブ再開
配信ライブだけでなく、小規模ではありますが、少しずつライブハウスでのライブも再開されました。
再開後、初のライブは6/27。西新宿navi cafeでの「ななせTOUR2020“maniac love”まわれてないけどツアーファイナル!」。中止となったツアーファイナルが予定されていた同じ日に、別の会場ではありますが、ライブを再開してくれたことに私たちファンへの想いを感じずにはいられませんでした。
7月以降も、感染対策を行った上での人数限定のライブが、月に一回のペースで開催されました。
YouTubeLive開催
9/13、スタジオライブ配信が従来の17 LiveからYouTubeに切り替えて行われました。17 Liveではリアルタイムの視聴のみでしたが、YouTubeにプラットフォームを変更したおかげで、アーカイブ視聴が可能になりました。
また、YouTubeLiveへの変更と同時に、ライブ時のPeatixでの投げ銭受付もスタート。その他ライブ等のチケット申し込みもPeatixが利用されるようになりました。
YouTubeLiveは9/13、9/27、10/4、10/11、10/16、10/29、12/12、12/24と2020年中に8回開催されました。アーカイブ視聴が可能になったおかげで繰り返しライブを楽しめるこちらも大変ありがたい取り組みです。配信はBURGER INN RECORDSのチャンネルで行われますので、チャンネルのフォローをお忘れなく。
なお、YouTubeでオリジナル曲のライブを配信することとなったため、17 Liveの配信はカバー曲のみとなりました。
ファンミーティング「ななせのちゃんとしnight」開催
9/20、東京都内某所で初のファンミーティングとなる「ななせのちゃんとしnight vol.0」が開催されました。
12/30には「ななせのちゃんとしNight ! vol.1」が大森ウッドペッカーラウンジで開催。ライブあり、企画ありでファン垂涎の大変楽しいイベント、らしいです。
私は参加できていないので詳細はわからないのですが!
2021年以降もイベントとして定着してくれれば、いずれ参加できる日も来ると思うのですが・・・。
リリースツアーをもう一度
過去の記事で概要はご紹介していましたが、11月1日から12月6日までの間に、全国7公演のリリースツアーが行われました。
4月にライブを行った広島、島根を皮切りに、地元長野での初のワンマンライブがIndia Live The SKYで、さらに初の東名阪でのワンマンライブが行われました。
私は、11/8の長野公演を観に行きました。2019年12月の天体観測ツアーファイナル以来、11ヶ月ぶりとなるななせさんのライブでしたが、とにかくあっという間に楽しい時間が過ぎていきました。
記録してあるセトリを見ながら振り返ってこの記事を書いていますが、配信ライブ・YouTubeLiveでは新曲を披露することも増えていましたが、この日はほとんどが「maniac love」の収録曲。よくよく考えてみれば「maniac love」のリリースツアーですから当たり前ですね。
この時まで、私は心のどこかで3月28日のリリース記念公演に行けなかったことをずっと後悔していて、心の奥にぽっかりと空白が空いたまま、日々を過ごしていました。今までの記事の見出し画像が3月28日のチケットだったのも、そんな気持ちの表れでした。
それがななせさんの歌の一曲一曲ごとに自分の中の空白がゆったりと満たされていくような感覚で、涙が出そうになって、でもそれ以上に楽しくて笑顔になって、本当に幸せな時間でした。
まだまだコロナの収束は遠く、次にライブに行けるのは何時になるのか、見通しは立っていません。
それでも、この日の素晴らしい思い出が胸の内にある限り、私は前に進んでいくことができます。それほどまでに幸せな時間でした。
ななせさんのツアーも無事に終わり、また何時の日か、元気にお会いしたいと思います。
2021年の展望
最後に、現時点での2021年の展望を。
まずは2021年2月23日、下北沢440で初のバンドワンマン”バンドだけどね”の開催が決定しています。(今回は東京公演のみとなります。)
前売りチケットはPeatixで発売中です。
そして、詳細な日程等はまだ発表されていませんが、2021年春には2nd albumがリリースとなります。
私たちの知らない新曲もたくさん制作されているらしく、2nd albumの収録曲はどうなるのか、今からワクワクしています。春の訪れが待ち遠しく、今年もななせさんの活躍から目が離せません。