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新潟ローカルな陸上寿司「くるみ太巻き」の話

お寿司、好きですか?私は大好きです。
握り寿司はもちろんですが、巻き寿司、特に太巻きは、それ単体でご馳走感があって良いですよね。

子どものころから、寿司は食べに行く、というよりも買ってくるものでした。普通のお寿司屋さんは敷居が高く、回転寿司も近場には出店していなかったですし。
昔は母の職場近くにあるsushi花館(小僧寿し)で買ってくる寿司が大のご馳走でした。撤退してしまってからは専ら食品スーパーのお世話になっています。

さて、上記の記事で岸田奈美さんが立ち上げられた「陸上寿司愛好会」。

「陸上寿司(りくじょう-ずし)」とは、陸で獲れたネタを使ったお寿司のこと。さっき思いついた。
ざっくりわけると、野菜系(コーン、サラダ、アボガド・かっぱ巻など)・お肉系(牛カルビ、照り焼きハンバーグ、生ハムなど)・卵系(たまご、うずら、月見とろろなど)・独立系(いなりなど)がある。

相変わらず発想が異次元でキレッキレだと感心した次第ですが、ふと考えてみると自分が大好きなお寿司のネタにも陸上寿司があるじゃないか、と気づきました。

それは「くるみ太巻き」

これは新潟県ローカルな巻き寿司で、具材のメインはオニグルミの甘煮。なので、岸田さんの分類に沿って考えると・・・独立系?
野菜でも肉でも卵でもないし。

それも地元スーパーの「原信」で売っているやつ。

クルミが大粒で美味しいんですよ。(グループ企業の「ナルス」も可)

鮮魚系のお寿司であれば、同じ買ってくるにしても鮮魚店系の方が美味しいと思うんですが、ことくるみ太巻きに関しては原信がナンバーワンですね。

この記事を書くに当たって調べてみたら、業界新聞に記事として取り上げられてました。記事によれば、具材はオニグルミの甘煮の他、卵焼き、干瓢、椎茸煮、ヒジキ煮、キュウリ。ヒジキは海産物ですが、メインの具材ではない上、「陸で著しく加工されている」と言うことで陸上寿司のレギュレーションからは外れていないと判断しました。

写真では一見センターに来ている卵焼きがさもさもメインでござい、みたいな顔してるじゃないですか。騙されちゃいけません、メインはあくまでもクルミです。

原信ではクルミ抜きの普通の太巻きも売っていて、値段はクルミ抜きの方が安いんですが、販売量は1対9でクルミ優勢だというんですから、新潟県人がどれだけクルミ好きかって話ですね。

かく言う我が家も普通の太巻きはまず買わない、と言うか太巻き=クルミなので、クルミ抜きの太巻きなんて目もくれません。

原信(ナルス含む)は新潟県内に広く出店していますので、新潟にお越しの際は、ぜひ「くるみ太巻き」をお試しください。

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