老いることを考える
91歳になる母の昔からの知り合いは 殆ど 旅立って行き、
唯一 残っているのは一人だけ。
そのおばさんは、幼・小・中時代の幼馴染のお母さんである。
母とはかれこれ、60年以上の付き合いになる。
老いると昔が懐かしくなるのだろうか?
最近は よく お互い電話📱をかけ合っている。
一人では出歩くことも困難になった二人なのだけど
「今度 会おうや」といつも話をしている。
そのおばさんから、先日 「さえんかった」と母に電話があったらしい。
その訳は・・・
近くに住む幼馴染の弟(息子)に「いつまで生きとるん」と言われたらしい。
幼馴染は悠々自適な県外暮らし。あまり こちらには戻って来ない。
私も母と同居している。
87歳を過ぎ頃から 年々 弱っていくのを感じ始めた。
そして90歳を過ぎた頃から 一ヶ月・一ヶ月 弱っていっているのを感じる。
それでも ボケてないし、お口も元気なのである。
ただ、目も耳も足も考える力も弱り、世話をするのが しんどいのである。
自分の 遊びや趣味に 制限をかけなければならなくなった現状。
(今までが遊び過ぎだったとも言うけど😅)
いつまで続くのかな?と思うことも多々ある(母には申し訳ないけど)
有難いことに家では自分のことは自分で出来るし、介護と言う介護は
しなくてもいいけれど。
「いつまで生きとるん」と言う、幼馴染の弟の言葉が重くのしかかる。
年老いた母を見ながら 80歳を過ぎた自分を思う。
85歳までは 元気で友人達と 旅行に出かけたり、食事に出かけたり
一人で病院に出かけたりしていた母なのだから。