見出し画像

大学生を育ててきて感じたこと(2) ~「書く」@初年度…(-_-;)~

みなさんこんにちは。E×Wのトラです。
ほんとに寒さが増す日々ですが…あったかーい、笑この時期に自転車でらくらくと毎日10kくらい走れるんです(通勤片道5k)。心地よい^^昨日はジョギング90分。たのしかった。15度もある~それだけでなんかほっとしているトラです 笑…

さて。
今回のテーマですが「書く@初年度…」をテーマに取り上げます。書けないとね、就活の時に、ほんとに色々と困るのです+卒論どころか…授業レポート、書けないじゃない、、、、ただ、それだけじゃないんです。後半にかきますが、「人生につながる」のです。書くって。これ、PCで打ち込むもそう。文章にする・・・大変です。はい。

・・・2012年に出版された、日本語教育学会理事の先生でいらっしゃる島田康之先生の著書から少し引用をさせて頂きますが(島田康之(2012)「書ける大学生に育てる~AO入試現場からの提言~」大修館書店)、、、

この著書には、まさに私が直面してきた、「ああ、そうなんですよー書けないのです…問題」の内容が沢山沢山記されていました。😊

初めて読んだときに何度うなずきながらページを進めたことか…😢


まさに、今も、「この瞬間も」変わっていない現状。というか…
2012年から10年経過した今、昔よりもひどい状況になっているのが「書く力がない」という学生@初年度なのです。

今回、以下のような感じでお話をすすめてまいります。どうぞよろしくです…_(._.)_

まずはみなさんに現状を知ってもらいたい!というのが一つ。もう一つは…やっぱり、書くことができる、っていうのは、生きていく上でかなり重要なんです…😢そう、

生きていく上でも、思考の整理や問題解決を順序立てて考えるとか…できないじゃない、って…😢…


だからこそ、お伝えしないといけないんですね。ひいてはこれ、中学校、高等学校でやるべきことも、必ずや、見えてくると思うんです…

1)国語の時間、書いてきていない…@高等学校生活:トラも独自調査
2)トラが直面した事例紹介

1)に関して…国語の時間、書いてきていない…@高等学校生活

高校時、「400文字以上の文章を授業でかく」ということ;

経験数0回…が46%…😢


島田先生の著書にはこれがデータで示されています。
わたくし、トラも独自調査・・・
島田先生のデータ同様・・・10年間調査を続けてきましたが、もっと%はでかい…6割以上が「書いてきていない」という実態でした。😢

0回;62%
1-3回;18%
4-6回;13%
7-9回;5%
10回以上;2%‥・

トラ、独自調査😢

島田先生の著書には、このような記載もあります。

「大学初年次に必要なのは、論文やレポートの書き方のような文書作成上の作法の習得よりも、論理的文章を批判的に読み、考えたことを論理的にかくための、より基本的で普遍的な可読み書きの力である」


と提示してくれています。
つまり…

目的と手段をごっちゃにせず、
・クリティカルシンキング;批判性で見つめることの癖、つけよう~
・考えたことを整理して、「相手にわかるよう」に書こう+話そう~
・基本的な読み書き=「相手に伝わるかどうか」=ロジックに書こう~
だから・・・
➡そのために、論文をよみましょう~(ロジカルな表現の獲得)
➡そのために、レポートを書いて スタイルを覚えましょう(論理性獲得)
➡そのために、討論しましょう(対話の原点を認知)
➡そのために、色々な著書等に触れ、表現方法の違いを整理しましょう~(多様な文章に触れる学びの獲得)

私がつたえてきた、内容一部;文章をかくためには各々プロセスがあるんだよ~、スキルを身に着けるだけじゃいかんのよ~を伝え続得てきたのでございます、はい…(-_-;)

ってことなんですよね、きっと…
目的と手段がごっちゃになるのは、中学校の校則とかの常套手段ですよね
(5分前行動とか、一体何の意味があるのか、よくわからん、ですが)

だからきっと、、、、

この区別ができないまんま、高校進学…そしてひいては大学へもきちゃうんだろうなーって・・・
だから、だから、まずはこの区別、とか整理、とか、どう読むか、とか何を書くのか、とか・・・
をまあ、、、、分解して分解して…伝え続けてきたんです
(-_-;)

2)に関して…トラが直面した事例紹介


…で!
現状ははこんな感じ;

・接続詞ってなんですか?と真顔で聞かれました…(-_-;)

校則についてとある中学生が賞を獲得した文章を読んでもらい、、、「何が書いてあったのか200字・400字でまとめる」「この文章で最も言いたかったことを100字でまとめる」という課題をだしたところ、、、、全部が感想文になっていた…(-_-;)

引用元を記載してみよう!と課題をだしたら、ウィキのアドレスだけ書いてあった…

段落、の意味が全然分かっていないので…段落、について1~教えた…(小学校3年生で習います)

・段落をつくる…ってなんですか?・・・と聞かれた…

・小論文、一回もかいたことなくて…といい、白紙で提出された

文章ってこう成り立ってるよね、と小学校の国語の問題集を一緒に説きながら問題をオリジナルで作り、間違い探しをしてもらった…が、8割不正解…

図をみてわかること、グラフをみて「わかったこと」を記載してくださいね、と伝えているんだが、すべて感想が記載してあった…

トラが直面した大学生のリアル。

はい、8割国語の教員になってました。そして困ったことに、(勘弁して、って感じでしたが)

ゼミに学年途中から入ってくるのですが…アカデミックスキルの時間、バドミントンばっかりしてましたー!ゲームやりましたー!とかいう学生もおり…(-_-;)😢…はい、大学3年生になって、小学校5年生の課題をやらせたことが度々ありました…ほんとに泣きそうでした。ははは・・・

ただ、こうやって現実がわかり、課題も明確になったので・・・はいはい、やるべきことはちゃんとみえてくるわけです。

次回は、この「書く」の課題、どうやって克服していったんじゃー・・・?をお伝えしていきたいと思います。

ご参考までに;

アカデミックスキル、で行う内容なんだよーってやつを紹介するときのスライドですが…こんなところにぜんぜんぜんぜんぜんぜんぜんぜん到達できないラインからスタートします。ほんと、大変なのです。まずはここから、ここから、ってどんどんハードル下げました。高等学校でちょっとは書く努力、させてやってー!と何度おもったか・・・(-_-;)

おわりまーす_(._.)_ありがとうございました_(._.)__(._.)__(._.)_


いいなと思ったら応援しよう!