心のリセット
11月で退職した。
原因不明の病気と仕事の両立…家事育児、それに母の入院と手術。毎日必ず起こる嘔吐。さすがにもう限界。
まずは医事課に退職を伝えると、「そうですか…」という目がとても喜んでいました。そして課長と面談になり説明しろと言われ、病気の事などを話したら、「これは病気で辞めるわけではなくて、あなたがこの仕事に適正がなかった事ですよね?」と詰め寄られた。
もう正直どっちでもよかった。
その足で、とても頼りにしてくれたドクターに今月末で辞めると挨拶をしに行き、それから自分の職場のメンバーに説明をした。
メンバーは嬉しそうだったな…辞めて欲しいと課長に直談判に行っただけの事はある。お昼休みは普段だったらその人達はたむろして、人の悪口を言いまくっているのに、LINEで話しているらしく、デスクに置いたスマホのバイブ音があっちこっちから鳴り響いていた。
私にとってはもうそんな事は好きにやって欲しいと思った。彼女達は人の悪口が大好物なんだから、お腹いっぱいになったらいいとすら思った。
そんなみんなも一生この職場で働く事はできない。いつかは退職するんだから。私は彼女達よりも一足お先に去るだけ。それまでどうぞ薄給で馬車馬のように働いて欲しいと思う。
退職までの2週間は残務に追われた。私がメインでやっていた仕事のマニュアルを作り、引き継ぎをした。
その作業ではファイルメーカーで独自にデータベースを作成し、作業のスピードが上がるように作ったけど、課長には余計な事をするなと言われたな…チームのメンバーからも、煙たがられた原因だろう。引き継ぎしてくれる人も決まらず、やっと決まっても「私は仮なので…」と言う始末。休み時間に自分のために作ってたのだし、誰にも頼まれてない。ただ、15分はかかる作業を1分で終わるようにしただけ。
引き継ぎの事を説明に来たメンバーが私の所へ来る前に他のメンバーに「フォルダの中を整理してから辞めて欲しいですよね!」と言っているのが聞こえたから、本当はデータベースそのものを全削除してあげたかったど、データベースには罪はない…消せなかった。
ただ、バックアップ用に作ったエクスポートしたファイルは全消し。
データベースも閲覧しかできないように制限をかけて、エクスポートもできないようにした。
アドミンのパスを聞かれても「銀行のパスワードと一緒なので」と絶対に言わないでおこうと決めた。
辞めろと言われ続けたんだから、これくらい可愛いいだろう。
データベースのデザインには自分の証を他にも残してきたので、開く度に私を拝む事になる。
使わなければ拝む事もなくなるので、彼女達は使わないかもな。プライドが高いので。それはそれでいいや。時間かけてゆっくり仕事すればいい。そういう風に手を抜く人達だから、きっとそうするだろう。
あとは、医事課から「あなたは病気です!カルテ開示して、星の数ほどある病院に片っ端から行ってください!」と言われていたので、辞めたその足で市役所へ行って、カルテ開示の申し込みしてきました。
「病院は知っているんですか?」と聞かれたので、「何度も何度もカルテ開示しろ!と言われ続けていたので、知っていると思います」と答え、手続きをしてもらいました。
入院・外来の全てのカルテと、バイタル。電子カルテが2014年導入だったから、そこから入院は2度、外来はかなりあるけれど、他の病院は1枚22円くらいかな、ここは10円で良心的だったので、全部開示してもらう事にした。
交通事故の時は他の病院だったけど、都合の悪い所は全部白くされてたな…今回はどうなるのかドキドキ。
遺伝子検査をしている病院で、「四肢脱力の時、脳梗塞の既往もあって血圧220だったのに入院していないって事は、血圧違うんじゃない?」と言われたので、こりゃ証拠なくてはダメだなって思って開示して提出しよう思ったわけで、仕返しではないんだけど…医事課の人達は残業代も出さないし、パワハラもするし、仕事が大好きみたいだったから、いっぱい仕事あげた。
で、スッキリしたので、料理したり、掃除したり、DIYしたり。ブラウン管の真空解除してゴミに出そうと解体中。とりあえずプラ部分は壊してゴミに出したので、あとはブラウン管のみ。こういうのが楽しい。
料理も今まで以上に仕込みから力を入れているので、旦那も子供達もめちゃくちゃ喜んでくれているのがありがたい。
結果気づいた事は、一生に一度、自分として生きられるこの貴重な時間を自分らしく生きる…かな。まだ自分らしさは模索中だけど、それはそれでいい。人生哲学は死ぬまで続くんだから。
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