もし天2022に参加してみて~第1話~
みなさんこんにちは。
私がもし天に参加してみて何を得たのか、そしてそれをどう生かすかを、自らの振り返りという意味も込めてまとめていこうと思います。
もし天の様子はSLAの方が「もし天ブログ」にまとめていますので、そちらをご覧ください。
シリーズ
・もし天2022に参加してみて~第1話~ ←ここ
もし天に参加しようと思った経緯や何を得たのかについてまとめます。
・もし天2022に参加してみて~第2話~
もし天で成長したこと、日常にどう生かしていこうかまとめます。
・もし天2022に参加してみて~第3話~ 準備中
もし天後の生活を実際にどう過ごしたかまとめます。
0.はじめに
みなさん「もし天」とは何かご存じでしょうか。一言でいうならば「高校生がプロの天文学者と同じような研究をする」プログラムです!
正式名称は「もしも君が杜の都で天文学者になったら」です。全国から天文好きの高校生が仙台に集まって、6泊7日の合宿形式で研究を行います。
天体観測は仙台市天文台のひとみ望遠鏡を自らの手で操作します。
ぜひもし天のホームページもご覧ください!
1.もし天に参加しようと思った経緯
いつどこでもし天のことを知ったかは覚えていませんが、昔の私であれば高校2年生になるまでには絶対にもし天のことを知っていたと思います。
中学生:天文部に入部
元々小学生の頃から星が好きだった私は、中学校で天文部に入りました。
その天文部はかなり規模の大きい部活で、ただただ星が好きという私に天文にはこういう楽しみ方があるんだよ!ということをたくさん教えてもらいました。
天文部:観測に興味がわく
そんな活動の中で私は天体写真、そして分光器や冷却CCDカメラを使った観測に興味がわくようになりました。変な?天体を撮って、それがなぜかを考えて調べて…そんなことをするうちにどんどん沼へ浸かっていきました。
自分が天文って面白いと思ったときは
宇宙の不思議を見つけたとき
それがなぜかわかったとき
実際に観測してデータがとれたとき
ですね。もし天がこの自分の好きなこととぴったり一致していると思い、一生に一度の思い出だ!ということで応募しました。
2.目的
もちろん上記のようなことをすることが大きな楽しみでしたが、楽しむだけでなく何かを得て帰るため、行きの新幹線で以下のような目的を立てました。
1.自分の解析技術を向上させること
元々観測データの処理方法はネットなどで調べてかなり独学だったこともあり、正確な方法を天文学に詳しい人から学びたいと思いました。
2.全国に天文の友達を作る
やっぱり天文の友達はほしいでしょ!
3.もし天の研究の進め方を部活に生かす
今年私は天文部の部長をしていて、研究活動の進め方に悩みを持っていました。今部活でやっている研究について、知ってることを話しまくるのもよくないし、どうすれば論理だった研究ができるのか…
そこで研究テーマからチームで考えて解析・考察まで行うもし天に参加してそのうまい進め方を部活に取り入れようと思ったわけです。
3.強く印象に残っている言葉
もし天の活動の様子はブログを見てもらうとして、自分が強く印象に残っている言葉をまとめます。
正確な言葉は覚えていないのでどんな感じだったかくらいですが…
これは初日講演で東北大の先生がおっしゃっていたことです。この言葉は研究をするときに心に留めなくてはならないなと思いました。
コミュニケーションも大事な研究能力のような気がしました。
これは加速キッチンの方がおっしゃっていたことです。私もよく将来が不安になることがあるのですが、ただ漠然と不安と思っているだけじゃ意味がないので、この言葉みたいに少しでも行動していくことを心がけます。
これは3日目くらいにもし天SLAの方がおっしゃっていたことです。SLAとして受講生に日常に何かを持ち帰ってほしいという思いがあり、もし天も全力でやってみなきゃ生かせるものがわからなくなるという思いからの言葉だそうです。
これは一番心に残りました。日常を過ごす中で本質的に何をするのが楽しいのかを分析することは大事なことな気がします。そのためもし天を全力でやって何かを持ち帰ってやる!と強く思えました。
4.刺激を受けたこと
①自分の興味の狭さにショックを受けた
まず、受講生の中でもみんな違う方向に興味を持っていたことに驚きました。そして自分の知らない分野の話を聞いた時に全然知らないことだらけだとショックを受けました。
でもよくよく話を聞いてみると自分の興味のあることとつながっていることが多く、とても勉強になりました。
②大学生はすごい
知識・技術の面でやはり大学生の住んでいる世界は違ってました。当たり前のことかもしれませんが、早くこの世界に行きたいなって思いました。
③自分からいろんなことに取り組んでいる人が多い
これが一番びっくりしました。みんなのすごさを書いたら1章くらいの量ができそうなくらい、すごい人たちだらけでした。ほんとすごい。
それに、各々がしたいことに向かって一歩踏み出していることに刺激を受けました。自分はこういうことをやってみたいと思っても大変そう…と気が引けてしまうタイプでしたが、このもし天・友達を通して少し大変でも、やりたいと思ったことに手をだしたいと思うようになりました。
5.最終発表を終えて
せっかくもし天翌日にこの記事を執筆しているので、最終発表を終えた率直気持ちをまとめようと思います。
一番は達成感ですね。チームで苦労して考えて、調べて、解析して…このきつい1週間をチームみんなで乗り越えたのは涙です。
またもし天が終わってしまって寂しいという気持ちはそこまで強くなかった気がします。5,6日目はもし天が終わってしまうのが嫌だったのですが、なんか不思議で、、、やり切った感があったのでしょうか。
(受講生とかSLAと別れるのはきつかったです)
そしてやっぱりもし天は楽しかった!なんで楽しかったかはよくわからないけどとにかく楽しかった!!!一生の思い出になりました。
また魅力とかはまとめていこうと思います。
6.目標の達成率
解析技術の向上 85%
これは相当上がったと思います。具体的には開口測光を行うときに恒星径をしっかり定めないとAperture補正が必要になっちゃうことや、Pythonを使った1次処理の方法など。まだまだ疑問に思うことはあるけどもし天で分かったことを参考にもっと本とかで調べていこうと思います!
ちなみに天文の理論とかは120%くらい詳しくなりました!IMFとか初めて聞いたところからのスタートだったもん。
天文の友達作り 120%
もうほんといい友達ができました。別れるのが本当につらかった…
個人的には交友を絶やしたいくないし、このメンバーでもっといろんなことをしてみたいです。まずはジュニアセッションでまた会おう!
研究を部活に生かす 100%
もし天の進め方は本当に参考になりました。どう参考になったかは次回でまとめようと思います。
あとは自分がいかに部活風にアレンジして進めていくかだな。
7.次回へつづく
まだもし天翌日なので一体自分のどこが成長したのか、そしてそれをどう日常に生かしていくのかまだぼんやりとしかわかってません。
なのでもう少し考えて、第2話として以上のことをまとめていこうと思います。
読んでくださってありがとうございました!
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