ハクがどっかに行ってしまう。うたわれるもの偽りの仮面2ndOP(満点)

こんばんわ。愛原春です。

TVアニメの研究をしています。

面白いからです。

うたわれるもの偽りの仮面2ndOPについて、書いていきます。

どういう作品かは以下の公式サイトやtwitterのアカウントで、

わかります。

TVアニメ うたわれるもの 偽りの仮面

http://utawarerumono.jp/

うたわれるもの公式

@UtawareOfficial

https://twitter.com/UtawareOfficial?ref_src=twsrc%5Etfw

ハクは男性であり、クオンは女性である。恋人関係でもない。

ハクに側にいて欲しいクオンの気持ちに、感情移入してしまう。

直接的に表現して伝える。それは確かにわかりやすくて、現実では求める。

アニメを楽しむ際に、文字だけでは伝わらないものがあるからこそ、面白さがある。

ハクに側にいて欲しいクオンの気持ちが、うたわれるもの偽りの仮面2ndOPでは、描写をされている。

ハクを追いかけるクオンは花吹雪によって、妨げられる。

ハクは、どこかに行ってしまおうとしている。

ハクの歩みは迷いもあるわけでもなく、何かから逃げるわけでもなく、ゆっくりなもの。

ハクは振り返る。追いかけてくるクオンに対して、微笑んでいるわけではない。

言えないと思っているような口を、アップにした映像になっている。

ハクとクオンのこのすれ違いが、心に残る。

だからハクに側にいて欲しいクオンの気持ちに、感情移入してしまう。

怖い存在としてどう描くか?

嘘言のアニメにつきまとう。

嘘言がアニメ。

うたわれるもの偽りの仮面2ndOPでは、ちゃんと上手いように演出しています。

サビの「天かける星よ いにしえの光」の部分で、

町で暴れてる巨大な化物を見て、言葉を失ったような少女が描かれている。

この描写が嘘言で怖い存在として、成り立つ。

リアクションする人がいないと、どういう存在か理解できないのです。

嘘言なので、町で暴れてる巨大な化物を見ても、あなたは怖さを感じない。

あなたが持っている社会に対する認識と違うから、全然怖く感じない。

だからこそ、嘘言の世界にいる少女に、言葉を失った表情をしてもらわないと、あなたに伝わらない。

Suaraさんの「天かける星 」

https://itunes.apple.com/jp/album/tiankakeru-xing-single/id1072124113

が、うたわれるもの偽りの仮面2ndOPで使われている。

天かける星よ~。

あまかけるほしよ~。

あああうおいお~。

という母音になる。

「あああ」とつながり歌やすい作詞になっている。

「絶望なとき 不安なときも

信じてこれたのは君がいたから」。

「最愛の人の名前 優しく呼びかたり

陽だまりの中静かに 抱かれては眠ったり

幸せなとき 安らぐときを

感じられてたのは君がいたから」

という歌詞が出てきます。

愛しい気持ちを、熱く歌っています。

Bメロ「絶望なとき 不安なときも 信じてこれたのは 君がいたから」の、

シーンでハクをやさしく見つめるクオンが描写されています。

クオンにとって大切な人だとわかります。

朝日が出てくる。

これは2人でいるのが、希望なんだというクオンの気持ちを表しているのではないか。

Bメロの映像の描写も理解していると、どんだけクオンが、ハクを愛おしく思っているかと、認識できます。

だからこそ、ハクに側にいて欲しいクオンの気持ちに感情移入しまくるのです。

満点評価のOPです。

それではこれにて。(^^)

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