【書籍レビュー】寄り添うツイッター【企業・個人のSNS発信におすすめ】
「Twitterのフォロワーを増やしたい」
「Twitterで心温まる交流がしたい」
でも、ツイートするって大変だしおっくう。
もしツイートしたものが炎上したらどうしよう。
そのように考えているあなたに「寄り添うツイッター」をおすすめします。
「寄り添うツイッター」ってどんな本?
「寄り添うツイッター」は、キングジムという文具メーカーの女性広報さんが、
10年間に渡るキングジム公式ツイッター運営を、どのようにおこなってきたかをまとめた本です。
キングジム公式ツイッターは2021年3月19日現在で、41万人のフォロワーをもつすごいアカウントなんですよ。
なぜこのように多くのフォロワーを獲得できたのか知りたくないですか?
本書では、その秘訣を教えてくれます。
「寄り添うツイッター」を読むとどんないいことがあるの?
「寄り添うツイッター」を読むとどんないいことがあるかご紹介します。
❶どのような心構えでTwitterに向き合えばよいかわかる
キングジム公式ツイッターは、社長の鶴の一声から始まります。
当時から個人的にTwitterを使っていた社長。
その社長から、キングジムの公式アカウントを運営することを依頼されます。
マニュアルも何もない仕事。
著者は非常に悩みました。
ただ、目的ははっきりしていて、
それは「キングジムを好きになってもらうこと」。
この目的を意識して発信を試行錯誤していきます。
そこで、著者が意識したのは「目先の利益よりも「楽しんでもらうこと」「楽しむこと」」
具体的にどのようなことに意識して発信していたのかは本書を読んで確認してみてください。
私が一番印象に残っているのは、「漢字をできるだけ「開く」」ということ。
漢字を開くとは、漢字をひらがなにするということです。
ひらがなにするだけで情報が伝わりやすくなり、親しみやすさもでます。
❷信頼を得ることの大切さと難しさを知ることができる
キングジムの公式アカウントの目的は「キングジムを好きになってもらうこと」。
それは、一朝一夕でできるものではなく、長い時間をかけて信頼を積み重ねることでできるものです。
では、キングジムの公式ツイッターではどのように信頼を得ていったのか。
これが本書のタイトルになっている「寄り添う」というものです。
寄り添うというのは「企業の人」ではなく、「近所の人」になってコミュニケーションをとるということ。
アカウントが成長するにつれ、「キングジム姉さん」と呼ばれるようになっていくのですが、
それは、みんなに「寄り添った」結果なのです。
❸炎上したときにどのように対処したのかがわかる
SNSと炎上はつきものです。
本書では、炎上についてどのように考えて、対処したのかがわかります。
その対処方法の誠実性に私は感銘を受けました。
ぜひ本書を読んで学びを得ていただければと思います。
参考にしたい心構えがたくさんでした。
「寄り添うツイッター」を読んで、SNSを楽しもう
ツイッターのノウハウ本としても、文章術の本としても、心あたたまるビジネスドキュメンタリーとしても読める「寄り添うツイッター」。
企業のSNS担当者のみならず、個人でSNS発信をしている方にぜひ読んでいただきたい本です。
Amazonで購入すれば、Unlimited対応ですので実質0円で読めますよ。
この機会にぜひ。
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