捜査班長 1958
久しぶりのイ・ジェフンさーん。
タクシーのお話以来かしら?
捜査班長 1958
イ・ジェフンさん演じるパク・ヨンハンは、黄泉市出身で、牛の窃盗犯の検挙率NO.1の熱血刑事。
ソウルの鐘南署に異動となる。
イ・ドンフィさん演じるキム・サンスンは、鐘南署の狂犬と呼ばれるイカれた刑事。
正義感が強く、ヨンハンと仕事をするようになる。
ソ・ウンスさん演じるイ・へジュは、書店を1人で営む女性で、ヨンハンが暴力団に追われているところを匿い、機転を利かせて助ける。
ストーリーは……
1958年京畿道の黄泉市からソウルの鐘南署の捜査1班に赴任してきたヨンハンは、牛泥棒の検挙率NO.1を誇る正義感であるれる刑事。
ソウルでも悪を次々に摘発しようと意気込んでいたが、署長を始め刑事のほとんどが暴力団の言いなりになっている現状に驚く。
ヨンハンの上司のとなったユ班長は諦め気味だが、腐敗した署内を変えていくために、ヨンハンは志を同じくする仲間サンスンとギョンファンとホジョンを捜査1班の仲間にし、悪に挑んでいく。
このドラマは、1971年~1989年に韓国で放送されていた「捜査班長」の主人公ヨンハンの、若かりし頃を描いている前日譚らしいです。
もちろんあたしはそのドラマ観たことないけどw
ドラマの初めは、合間やラストに、杖をつき年老いたヨンハンが出てきます。
その孫として、イ・ジェフンさんがまた出てくるのですが……
まぁ、イ・ジェフンさんは、世代を超えて現代の孫としての役と、お爺さんの若い頃の役の一人二役してるわけですね。
年代感じるこの作品。
世代背景が映像の中で感じられる作品でした。
どの時代にも悪いやつがいて、悪事を働くやつはやっぱりそういうやつなんですよね。
チョ刑事役のチェ・ウソンくんは、よく誰かの弟役とか誰かの友人役とか……してる子で、ひとつのドラマでもチョロっとだけ出てるとかのイメージでしたが、今回はガッツリ出てましたね!
しかもレギュラー出演なので、チョイ役ではなかった!
個人的に、狂犬と呼ばれる役のドンフィさんが好きなキャラでした。
キレたら手をつけられないキャラだけど、弱き者には優しくて。
養護施設の回は、切なかったぁ。
個人的には噛まれたくは無いけど、クセ強めな掲示キャラが好きでしたw
時代の流れと共に、新たな悪いやつがどんどん出てきて、ヨンハンのトラウマとなる人物もいたりして……なかなか最後まで見応えあるストーリーでした。
ここからネタバレ……
あのおじいさんが、ヨンハンだったのね。
孫とは瓜二つだから……一瞬、え?これは現代?え?1958の方?と最初は錯覚してたw
まぁ牛泥棒とか武器とかみたら、現代のソウルでないこと気づきましたがw
この中で色んな事件があるんだけど、やっぱソンチルの事件が……1番辛かった。
未来ある若き青年が殺されてしまって。
これから色んなことができる未来が待ってたのに。
トラウマの人物との対峙も圧巻でしたね。
正義感強いヨンハンにとって、当時身重の女性を撃つことは……もちろん出来なかったんですよ。
それを楽しむかのように、当たり前に撃ってしまう……
大人になり再会するとは。
少年だったヨンハンには、一生消えない傷になったんだと思う。
そして、個人的には最後のシーン。
年老いたヨンハンには、当時の仲間はもう居なくて。
サンスンを始め、みんなこの世から旅立ち眠ってしまってて。
早く自分もそこに行きたいと思ってしまってて。
1人で生きているのは寂しいだろうな。
孫がいるとはいえ、一緒にその時代を戦った家族のような仲間がもうこの世に居ないということは、辛く寂しいだろう。
元になる「捜査班長」は見たことないですが、前日譚として楽しむことが出来ました。
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