映画鑑賞〜護られなかった者たちへ〜
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これは難しくて複雑で、それでいてほとんどの人が直視していない問題かなと。
震災、生活保護、正直この時代に生まれているのに実際の影の部分に私は無知で、無知だからもしこの作品で、被災者・受給者の立場の一方だけを描いていたら、私は施している側の生活保護課の三雲を絶対悪だと思っただろう。
だけど、この作品はもう片面からの視点でも描かれている。手を差し伸べられない矛盾と苦悩。
もちろん殺人事件は許されるものではないけれど、ここに出てくる登場人物たちそれぞれに正義があり、また正しいと思う。
タイトルが「護れなかった」ではなく「護られなかった」のが凄く良かった。
出演者の方々が皆さん素晴らしく、どこを切り取っても心が震える、そんな作品でした。