タイの賃貸物件の探し方(2022年1月)〜リタイアメントビザの取得に向けて
リタイアメントビザを取得するためには、物件の所有や賃貸契約が必要です。私は住むエリアを、リタイアメントビザの申請について情報が多かったバンコクとパタヤ周辺(チョンブリ県)に予め決めていました。
他に、プーケットなどの島々も検討しましたが、新規取得に関する情報が少ないので、まずバンコクなどでリタイアメントビザを取得し、その後に情報が集まってから引っ越しを検討すればいいと考えました。
今回は、実際に、コンドミニアム、アパートを探した方法をお伝えしたいと思います。リタイアメントビザの取得を検討されている方の参考になれば幸いです。
日本での情報収集
賃貸物件の家賃相場、物件の数、部屋の様子、周辺の様子、物件の評価などを前もって調べました。住みたいエリアの候補を決めてから、タイに出発しました。
以下のサイトは、日本で情報収集した時に参考にさせていただきました。
■ youtube
ジョムティエンビーチ(パタヤの南、チョンブリ県)の情報を中心に、ロングステイの情報が充実しています。
タイ渡航情報、FIRE、ビザ情報などが豊富です。
タイ移住のための情報が豊富です。
パタヤの魅力を積極的に発信されています。
物件情報が豊富です。
■ 不動産情報サイト
以下のサイトから、物件の相場をある程度、把握できます。
■ airbnb
物件の賃貸契約前に、コンドミニアムなどを短期間借りて、物件の住み心地や周囲の環境などを体験してみるのにいいかもしれません。
■ agoda
サイト内で「宿泊施設タイプ:アパートメント」を選択し、賃貸物件としても利用できそうな物件を検索できます。
メリットとして
● 宿泊先のスコアを参照できる。
● 地図で場所を確認できる。
● 物件に実際に宿泊して、気に入れば賃貸契約することができる。
■ google map
apartmentやcondoで検索すれば、エリアの物件が地図上に表示されます。
ストリートビューで、物件周辺の環境を前もって調べられます。
物件やその周囲のコンビニなどの施設に印を付けられます。
タイでの物件探し
候補にしたエリアにあるホテルやアパートに2泊程度宿泊して、そのエリアを歩いたり、レンタバイクで回ったりしながら、生活に必要となる店舗などを確認しました。宿泊はagodaで予約しました。
実際に訪れると、思ったより交通量が多い、騒音が大きい、歩道が歩きにくい、野犬が多い、などマイナス面も分かりました。気に入らなければ、そのエリアで賃貸物件は探さず、次の候補エリアに移動しました。
上記を繰り返しながら、気に入ったエリアでは、レンタバイクなどを借りてコンドミニアムやアパートを探しましたが、リタイアメントビザの申請に必要な賃貸関連、オーナー関連の書類を揃えるには、部屋の良し悪しだけでなくオーナーの協力が重要であるため、オーナーと直接会うことができたアパートの部屋を契約することにしました。
アパートはコンドミニアムと異なり、オーナーが1棟をすべて所有しているので、書類の手配に慣れていると思ったからです。
ホテルやアパートのオーナーは外国人を宿泊させた場合、TM30という書類を24時間以内にイミグレーションに届け出なければならないので、agodaで予約できる物件なら、この書類提出は慣れていると思いました。なお、TM30を提出したことを示す受領証(TM30の半券)は、リタイアメントビザの申請時に必要です。
私は英語は上手ではないので、物件について、オーナーや管理者と会話する時、英語でうまく伝わらない場合は、google翻訳で、日本語⇔タイ語に設定し、音声入力して使いました。結果、英語でやり取りするより正確に伝わりました。
その他、気づいたこと
物件を探しているうちに、次の傾向があることが分かりました。
コンドミニアムなどの大型物件が多いエリアは、もともと空き地だったところを開発したようで、周囲は空き地か、外国人向けの店舗が増えていく傾向がある。当然、外国人(欧米人)の割合が多く、店舗は欧米風となり、物価は高めである。タイ人でも英語が通じやすいが、タイのローカル感はあまりない。しかし外国人向けの物件は多い。
また、小規模な物件が多いエリアは、もともとタイ人が住んでいるエリアで、外国人でもわかる英語表記(Room for rent など)で表示された物件が、そのエリア内に分散している。周囲の店舗は、タイ人が日常生活で利用するものが多いが、なかには英語表記のある店舗もある。外国人の割合は少なく、タイ人は英語が通じにくいが、タイのローカル感は十分にある。物件は少ない。また、セブンイレブンはどこにでも点在しているので、買い物に困ったら利用できる。
まとめ
■ 住みたいエリア、リタイアメントビザ取得の情報が多いエリアを、日本で予め調べて決めておいた。
■ 情報収集には、youtube、タイの不動産サイト、airbnb、agoda、google mapを利用した。
■ タイでは、候補のエリアに宿泊して、街の様子を確認し、気に入らなければ、次のエリアに移動した。
■ 物件の良し悪しだけでなく、書類提出に協力的で慣れているオーナーの人柄も重視した。
■ 英語があまり喋れない場合は、google翻訳で音声入力すると、より正確なやり取りができ、物件や書類についての情報がより正確に理解できる。
■ 外国人の多いエリアに住めば、物件は多く、欧米スタイルの店舗が多いが、生活費は割高。タイのローカル感はあまりないが、タイでの生活を始めやすい。
■ タイのローカル感のあるエリアに住めば、物件は少なく、タイのローカルな店舗が多いが、生活費は割安である。生活上、片言でもタイ語が必要になるが、慣れてくれば生活の幅が広がっていく。