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アメリカ滞在記:フロリダディズニーの魅力を徹底解剖!夢の国で感じた文化の違い

ずっと憧れていたウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(WDW)はに行ってきました!ここは世界最大のディズニーリゾート(東京ディズニーランドの約55倍の規模)。4つの全パークのうち、3つのパークを訪れました。

★エプコット:未来と世界各国の文化をテーマにしたパークで、フローズン・エバー・アフターなどのアトラクションがあります。
ディズニー・ハリウッド・スタジオ:映画やショービジネスの世界を再現し、スターウォーズやトイ・ストーリーのエリアがあります。
ディズニー・アニマルキングダム:サファリパークと遊園地が融合したパークで、パンドラ・ワールド・オブ・アバターなどがあります。

旅行中は、常に自分たちがアメリカという”外国”にいることや、マイノリティであることを強く感じることになりました。完全にアメリカの夏休み期間だったので、普段は目にしないアメリカ人の子どもたちがたくさんいました。みんなお人形のように可愛くてずっと見ていられるし、家族の姿がどこを切り取っても絵になるし、アメリカ映画のワンシーンを見ているよう。。。! お客さんはアメリカ人や欧州系が体感で8割、黒人やアフリカ系が1割、アジア人は1割以下でした(中国人は見かけましたが、日本人は3組くらいしか見ませんでした)。2019年のデータによると、オーランドを訪れた約75.8百万人のうち、約69百万人がアメリカ国内からの来客で、全体の約90%を占めているとのこと。そりゃアメリカンドリームの匂いがするわけだ!

また、東京ディズニーランドと比較して、国の文化の違いも感じられてとても面白かった。特に、ゲストがキャストと一緒に踊ったり歌ったりする参加型のショーが多かったり(さすがアメリカ人!)、スタッフの人が割とぶっきらぼうだったりで、日本の笑顔たっぷり溢れるおもてなし精神を思い出すことに。。さらに、お土産グッズのぬいぐるみや小物雑貨のクオリティも日本のものに比べて少し雑で質素で、ミッキーがあまり可愛くなかったり(笑) 圧倒的に日本の方が繊細で良質で、種類も豊富。これは、職場や学校でお土産を渡す習慣が根強くある日本人の文化的背景が影響しているみたい。アメリカではこれらの文化があまりないため、訪問者がお土産を大量に購入することは少なく、結果として、お土産の売上もその種類も圧倒的に日本のディズニーの方が多いとのこと。決してこれらの違いを踏まえてどちらかが悪いと言いたいわけではなく、むしろこうした文化的な多様性って、本当に面白いと感じる。

そして、アメリカディズニーの良さは何といっても、フロリダという広大な土地を余すことなく贅沢に使った、パークの広さ!その広さは東京の山手線の内側が2つ分入るほどで、東京ディズニーランドの約55倍の規模を誇ります。そして、この広大な敷地を贅沢に使った設計で、混雑が緩和されているのも特徴。最新の人気アトラクションですら、長くても80分くらいで驚きました。(とはいえ、今回はばっちり、2024年7月24日以降導入の最新ファストパス制度「Lightning Lane passes」を購入して臨んだので、MAX待ち時間30分で、ほぼ全てのアトラクションに乗れました!この攻略法は別途別の記事でまとめる予定です)

ディズニーの経営について、ビジネス視点での興味も深まりました。約5億ドル(約500億円)を投資して2019年に建設された「アバター・フライト・オブ・パッセージ」や、Star Wars: Rise of the Resistance(約3億ドルで2022年以降に導入)など、最新技術を駆使して圧倒的な世界観を放つ最新人気アトラクションと、待ち時間が5分以下の、古く廃れた時代遅れのアトラクションとの、「差」をどう縮めるか?ライオンキングのショー(1998年開始)や、美女と野獣の劇(1991年開始)とかインディ・ジョーンズ(1989年開始)とか、あまりにも古くて目新しさもないし、それぞれのショーに出演するキャストの多さとその人件費のことを考えると、他のアトラクションに変えた方がいいのでは?と正直思いますが、でもここのキャスト一人一人の生活や雇用を守らないといけないという、ディズニーの会社としての立場を考えると、かなり複雑だなとも実感しました。なかなか厳しい世界だと思います。

フロリダディズニーは、今後10年間で約60億ドル(約8兆7000億円)の投資を計画しているとのこと。この投資には、新しいアトラクションへの投資だけでなく、古いアトラクションの維持管理費も含まれているとのことだから、このバランスも本当に難しい問題だと感じました。特にEPCOTのシンボルとなっているSpaceship Earthは、1982年の開園以来、多くのゲストに愛されてきたアトラクションとはいえ、私たちが乗っている間、なんと3回もシステムエラーで止まってしまっていました。ちょっと心配。2024年以降に18ヶ月程度の大規模なリニューアルが行われる可能性があるものの、具体的な計画はまだ発表されていないとのこと。次々と最新技術が表れては消えるこの時代に、常にこれらの技術を駆使して、人々の想像を遥かに超える「夢」の世界を作り続けることの難しさを実感しました。

とはいえ、総じて完全にそこは夢の国。ウォルト・ディズニーの描いた圧倒的な世界観と、ゲストの9割を占めるアメリカ人の陽気なキャラクター、南国フロリダの灼熱の太陽と突然の雨にも見舞われながら、幸せな時間を過ごしました。


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