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大人になりきれない大人

世の中には、外見が大人なのに、中身は子どな大人がいる。
これには、複雑な原因が絡まっているのではないだろうか?

私は毒親育ちで、毒親からの支配下で育った。
毒親育ちの子どもは、いつでも親の顔を気にしながら過ごす。
自分らしさというものがわからず、ジレンマに苦しむのだ。

外見は大人なのに、中身が子どもな大人。
彼らはきっと、自分という存在が確立されないまま、大人になったと思う。
自分のやりたいことを我慢し、親の顔色を気にするあまり、本当の自分を出せなくなるのだ。

多くの我慢を重ねてきた子どもは、自由を覚えた時に爆発する。
自由奔放になってしまう。
自由の限度がわからなくなり、他人に迷惑をかけることだってあるのだ。

私もそうだった。
いや、今でもそうかもしれない。

気付かぬうちに、他人に迷惑をかけてしまう、中身が子どもな大人の可能性は大いにある。

人は、他人からの評価を気にする。
その一方で、自分自身は他人に厳しい評価をするのだ。

いたって人間は矛盾だらけな生き物である。

特に毒親育ちの私たちは、生き甲斐を見つけることすら苦労するのだ。
生きるために必要な、衣食住が整っていないことはザラ。
生きるために欠かせない、愛情なんて薄っぺらい程度しかもらえない。

幼少期に、衣食住プラス愛情を存分に与えられないと、大人になっても中身が子どものままストップするケースは大いにある。

毒親の連鎖を断ち切るためには、毒親育ちの私たちが、家庭の異常さに気づくしかない。
そして、被害者を減らすしか方法はないのだ。

毒親育ちで可哀想な自分というレッテルを貼っているうちは、残念ながら中身は子どもな大人状態。
大人になるためには、毒親と自分の人生を分けて考える必要がある。

私はそう思う。
そして、私も日々成長できる人間でありたい。

毒親育ちで苦労したけど、だからこそ今の自分がいることに、感謝の気持ちを忘れずに…。


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