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msnu
観たいとき、聴きたいとき、読みたいとき
私は、映画を観るのが好き。
私は、音楽を聴くのが好き。
私は、本を読むのが好き。
でも、
私は、映画を観ない。
私は、音楽を聴かない。
私は、本を読まない。
こう書くと、
何を言ってるんだろう?
という感じかもしれないけれど、
どちらも本当なのだ。
例えば私は
社会人になってしばらくの間は
本を読むのが大好きだったけれど、
その頃はあんまり映画は観なかったし、
音楽もほとんど聴いていなかった。
その後、映画にはまりにはまって
家で映画ばっかり観ていたのだけれど、
その頃は音楽と本には興味がわかなかった。
ちなみについ最近までは、
音楽を聴くのにはまっていて、
本は読んでいなかったわけではないけれど
読書量は少なかったし、
映画もごくたまにしか観ていなかった。
こんな風に私には
”ずっと変わらず、これが好きなんです”
と貫いて言えるようなものがなくて、
だいたいこの3つの中をいつも
ふらりふらりと渡り歩いている。
ちなみにそんな私は現在、ふたたび
本を読む時期に突入する予感がしている。
きっかけとなったのは
人に勧められた本を
読み始めたことなのだけれど、
久しぶりに読み始めたにしては
少し厚みのある小説なのにも関わらず、
毎日の移動時間にずんずんと
のめり込むように読み進めている。
おそらく今の本は
今日、読み終えてしまうのだけれど、
これで読書をやめてしまうのが
すでにもったいないと思えている。
つい先ほど、
今のめり込んで読んでいる
本を書かれた作家さんの別の作品を、
しばらく放置してあった私の家の
積読タワーの中から発掘したので、
次はそれを読もうと、
もうすでにわくわくしているのだ。
でも今回は、
音楽を聴きたい気持ちも共存しているから、
うまく時間をやりくりしよう。
これってなんだか
とってもぜいたくな悩みだ。