Photo by hidesanspiral 誰に家を建ててもらうか考える②おしゃれなセミオーダー型デザイナーローコスト注文住宅 5 マイホーム計画と記録 2023年10月8日 10:25 それから数年後。子供が出来て環境が変わり、古い実家を譲り受けることになって二軒めを建てることに。一軒目は売るときにまたひと騒動あったのですがそれは別に書こうと思います。【おしゃれなセミオーダー型デザイナーローコスト注文住宅】前回の建築で、大量の床や壁のカタログ見本や間取りにすっかり疲れてしまった私達。自由度が高すぎる注文住宅は怖い!とトラウマになり、二軒目の家はもうプロが間取りもデザインも完成させているものにしよう!と考えました。そこで、ハウスメーカーのチラシを見比べたり気になる大手ハウスメーカーのモデルハウスを見に行ったりして、一つのオシャレなハウスメーカーと出会いました。そのハウスメーカーは地元の工務店が県外の建築家と組んで家を建てるというもので、ナチュラルで無○良品みたいなオシャレなデザインと間取りプラン、こだわりの無垢材の床、珪藻土の壁とある程度ベースが決まっていて、これならデザインのプロが完璧に作ってくれるから大丈夫!と確信しました。前回の予算オーバーの反省も活かし、今回は絶対にこの金額で!と最初に金額を提示して、予算計画もバッチリ。ところが、デザイナーさんと何度かやりとりして出来た図面は、少し…生活がイメージできない奇抜な部分が。当時ビルトインガレージに憧れていたのでお願いしたのですが、一階部分が全て土間で、車とキッチン・リビングが一つの空間に…ベースのデザインは、プロがやってくれたのだからあまり崩さないようにしよう。そう話し合って、土間は車の部分だけにして生活空間とは扉で仕切ったり、外との目線が気になる広いベランダの開口部に壁を立ち上げたりしました。そしていざ棟上。今度は営業の方も大工さんともスムーズに打ち合わせできてうまく行ってるぞ!と思ったのですが。引き渡し後、まず最初のトラブル。ビルトインガレージに停めた車から降りられない。最初オール土間だった一階デザインを一部だけ土間に変更して床を立ち上げたことで、車のドアが開く隙間がなくなってしまったのです。車を片側ギリギリまで寄せて反対側のドアから降りるようにすれば降りられはしましたが、車の横ギリギリを通って毎回家に入らなければいけないので、車を傷つけないように毎回ドキドキ…そして玄関ドアにも問題が。デザイナーさんが、車が玄関はシャッターではなく、こだわりの特注鋼鉄ドアをつけてくれたのですが。このドアがとにかく重い。ハン○ー×ハン○ーの試しの門みたく重い。住んで数年、指を挟んで大怪我する事故も2回あり、、ドアが重すぎたせいか、引き渡し直後にドアのすぐ上の壁に大きなヒビが入ってしまいました。大工さんに言うと、すぐコーキング材で埋めてくれはしたのですが、真っ白な塗り壁は残念な見た目に…2階に設けた、景色を楽しみながら入れるはずの大きな窓のお風呂。窓が閉めていると曇って何も見えず。窓を開けると立ち上げた壁しか見えず(当たり前)。寒すぎてお湯がすぐ冷えてしまうので、開ける意味もなく。景色を楽しむお風呂は夢のまた夢でした。また、この時は気密や断熱について全く勉強しておらず、無垢の木の床は冬暖かいし、最近の家はエアコン一台で行けますという営業の方の言葉を信じていたけれど、冬は激寒。夏は2階が激暑。外材を使ってとにかく安くとお願いしたせいなのか、屋根裏からはキクイムシが大量発生。窓も結露してカビ、新しい家なのに、プロに任せた家なのに、どうしてこんなことになってしまったのか?納得いかない家になってしまいました。この時の失敗は①プロに任せれば安心と思い込んだこと②間取りの段階で生活する脳内イメージができていなかったこと③予算ばかりに目が行って、安くしてはいけない部分を削ってしまったこと④デザインについての疑問や意見があったのに、なぜそのデザインなのかについて深くやり取りしなかったこと。⑤建築についての勉強不足この時は初めて施主支給というものにも挑戦したのですが、これも今思えば正しかったのか自信はありません。それもまた、後述します…。続く。。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #デザイン #失敗 #新築 #玄関 #ハウスメーカー #家を建てる #建築会社 #土間 #ビルトインガレージ #家を建てるまでの話 5