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0歳児が愛した谷川俊太郎

谷川俊太郎さんの訃報を聞いたとき
会ったこともないのに、幼い頃から近くにいてくれたような気がしていて、涙が出た。

文学について詳しくなくても
誰もがきっとどこかで出会っている。

うちの0歳児が初めて出会った絵本は
『ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ』
言葉を知らない0歳児でも音とリズムの虜になった。いちばんのお気に入りで、すでに何百回と読んでぼろぼろだ。

テープでつぎはぎされ、年季の入った
『もこ もこ もこ』を
びりびり破いた張本人(私の弟)が
うちの0歳児に何度も読んでくれている。

教員の時は国語の時間はもちろん、空き時間にはことばあそびうたを楽しみ、ある時は道徳で、ある時は平和学習で子どもたちに紹介した。

赤ちゃんから大人まで
みんなの心に栄養を与えてくれた彼の言葉は
これからも私たちの心の中で生き続ける。
本を開けばタイムスリップして
再会することもできる。

あらゆる世代から愛された
谷川俊太郎さんの偉大さ
そして、言葉の素晴らしさに
改めて気づくことができた。

謹んで哀悼の意を表します。
ありがとうございました。

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