危なかったぁー
遂、一時間前までスリリングな体験をしてきた。
夜、バルセロナの中心部を自転車で周ってたわけ。それで昨日立ち寄って楽しかったバーにまた行くか迷ってて、ひとまず腹ごしらえしようと、近くのコンビニみたいなスーパーでスナックとコカコーラゼロを買ってたら、なんかやさぐれたエロいお姉ちゃんが入ってきたのです。
齢は25~6くらい。
顔はエイミー・ワインハウス+MIAを足して2で割った感じ。それでスナックとコーラゼロでも食べてから考えようと思って店の外にでた。
そしたら、さっきのエイミー・ワインハウスa.k.aMIA(以下、エイミー)が自分の自転車の前に置いてあるスクーターの上に座ってた。
それで自分の自転車の鍵を外してたら、そのエイミーが話しかけてきたわけよ。
エイミー「ねぇ、お腹空いてて何か食べたいから1ユーロちょうだい」
俺「いや、ないよ。俺が欲しいくらいだよ」
エイミー「お腹減っててなんか買いたいから1ユーロめぐんでー」
俺「お腹減ってるならこれ食う(今買ったスナック)」
そう言ってスナックを彼女にあげたわけです。
スナックを食べるエネミー。
そのあと、なんかたわいも無い会話が続いた。
そしてエネミーは俺にこう言った。
エネミー「私と遊ぼうよ」
はじめよく聞き取れなくて、「私と仕事しようよ!」って聞かれて、
俺は「そうだな、なんか仕事一緒にできる時があったらいいね、連絡先でも交換しようよ」って返したわけ。
そしたら、
エネミー「違うよ!私と一緒っにそうゆーことしようよ」ってリピートしたわけ。しかも10ユーロというバンコクびっくりショーもびっくりな価格。
そこでやっと理解した俺は、「なるほど、これは俗にいう危ない系ですね」と考えた。
でも、もう寂しい熱帯魚な俺は、もうこの際だからこの危ない話にノッテみようと。
で、ひょこひょこ着いて行ったらジャンキーの巣窟。
うわー、そういう展開か、と理解した。
そのあと、当初の10ユーロはどこ吹く風、とりあえず持ち金全部取られた。
流さされるまま、危ないもののディナーコースの接待。
途中でこれは、ディナーコースをデザートまでいったら確実に全て持っていかれるなと察知した。※カードや携帯全て
それで、エネミーから「どう美味しい?』とか聞かれる度に、
岸朝子ばりに「はい、美味しゅうございます」と答える俺。
なんだかんだけ、ベロベロにして意識無くそうとするエネミーと、
なんとか変な緊張感を保つ俺との攻防戦。
それで、結局、外に出られることになり、エネミーと一緒に外に出たら、
そこで別れを告げられる。しかし、ちょっと駄々をこねて見たら、
違う場所に行くぞ!とまた誘導するエネミー。
っていっても自分の家に帰ろうとしてると途中から気づく俺。
んで、相当(40分くらい)歩かされて、5分後に戻るからここに座って待っていろと言われた場所に座っていても、結局、エネミーは戻っこず。
エネミーは、接待して昏睡した男の金を奪うのが目的なのは、
終盤から気づいていたので、二人で歩いている時なんか、
エネミーの生い立ちや半生をいろいろ考えてしまったよ。
まぁ、いずれにせよ、国内外問わずだと思うけど、
中途半端な下心とノリだけで、うまい話に着いていかないことですね。
遊ぶなら騙されてもいい気構えで、本気でいかないと遊びは遊びにならないと学びました。
そんな夏の夜でした。
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