4.待ち遠しく予定を待つこと:なくなったら困る100のしあわせ
ここ最近とくに、手帳に予定を書き込むときほどわくわくする瞬間はないなと思う。
予定そのものももちろん楽しい。
けれどマイナス思考のわたしは、始まったら終わってしまうと考えがちだ。
それが良い時間であればあるほど、時が経つのは本当に早い。
誰かが無理やり時計の針を進めているのではないかといつも考えている。
そしてわたしの場合、終盤で切なさがむくむく膨らみ出すのはよくあることなのだ。
だから、その日が来るまでの毎日が特別すき。
何しようか、どこ行こうか、何食べようかと、考えることはたくさんある。
手帳を開くたび、自分の気持ちを表すかのように浮かれている文字を眺めたり。
あと何日だと指折り数えたりするのだ。
そんなふうに過ごす間に、例えば「もうすぐ会えるね」なんて連絡がきたときは最高に嬉しい。
体温が1〜2℃上がっている気がする。
それから、誕生日の近い友人と会う約束をして、プレゼントを選んでいる時間なんかもいい。
一緒にいない時に相手のことを考えている、その時間こそ愛だ。
ここのところ外出を控えているからまったく予定がない。
手帳が真っ白でかわいそうだ。
なかなか元気が出ないのは、単に何の予定も立てられないからという理由だけではないのかもしれない。
未来の約束をする、それを心待ちにするということが、どれほど日々を支える糧になり得るのかに気付かされている。
いつもよりは少し先の話になるかもしれないけれど、待ち遠しくなるような予定を立ててみようかな。
先の見えないしんどい毎日にだって、きっと、必ず、終わりはくるのだ。