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2.ドライブしながら話をすること:なくなったら困る100のしあわせ

 

ドライブがすきだ。
なのに、東京の一人暮らしは車がなくても全然困らない。

運転するのは、旅行先で友人とレンタカーを借りる時か、帰省して両親と出かける時だけ。

 

友人とは、たわいもないことを。

最近気づいたのだけど、わたしはたわいもない話こそを延々していられる相手がとても大事みたいだ。
他人にはどうでもいいことだと分かっていても、それでも話せてしまう空気感が心地いい。

  

両親とは、仕事や日々の生活のことを。

離れて暮らすわたしをいつも心配してくれる両親へ、最近の嬉しかったこと、仕事を続けるべきか悩んでいること、気になる人がいることまで、なんでも話す。
わたしには絶対的な味方がいるのだといつも心強いし、きっと不透明だろうわたしのことを少しでも知って、安心してくれるといいなとも思っている。

 

車の中だと、話すつもりのなかったことまでするするでてくるのは何でなんだろう。

相手と向かい合わないから緊張しないし、運転と会話を両立する必要のある気楽な時間だからかもしれない。

 

思い返せば、ドライブには思い入れのある時間ばかりだ。
目的地も素晴らしく楽しくてよく覚えているけれど、そこに向かうまでの時間は絶対に欠かせない。

家でもない、カフェでもない、車の中でしかできない話が、過ごせない時間が、きっとあるのだ。