エームビ春夏の個人的感想
エームビの個人的感想を連ねていきます。
この作品は元々かなりのストーリーを2時間で濃縮する為に要所要所端折られていて映画からの初見だと分かりにくいので内容はゲームやアニメ、エーステから見た方がより分かるかと。そして中心都市の駅の映画館だったのに日曜日の昼間にしては観客が少なかった…(泣)
まずはあの膨大なストーリーをよく2時間にまとめたなーってのが全体的な感想。特に劇中劇はステと遜色ないくらい迫力があったし背景の大道具もあって丁寧に描写されていて泣いた。ただやっぱり端折るとこは端折っててかなり駆け足。個々人が劇団に入るまでの過程とか諸々が薄っぺらく感じた。まぁそこは時間の関係上仕方ないかなとは。監督もゲームの服とアニメの上着で描写されていて出来たら監督はいち役者さんとして出して欲しいけど夢女子さん達からは反発食らうのかな…。
個人的に違和感があったのは役者さんのステと変わらない濃いめメイク。
特に茅ヶ崎が群を抜いて濃かった…。女装メイクかなんかかな?レベルのリップの濃さ。あれは暗い舞台に照明が入ることによって映えるし、遠くの席まで表情が見えるようにする為のあえての濃いめメイクなはずなのにそれを自然光や照明光の下で見たらそりゃ顔が強すぎて浮くなぁとは。だからか普段の顔と劇中劇の役のメイクが変わらなくてもう少し緩急つけて欲しかったな…。
あくまで劇団にいた時に元劇団員の母から習っただけの知識なので不快にさせたり間違ってたらすみません。
あとはやっぱり劇中劇の衣装がよく出来すぎかなぁ…。確かに幸くんの裁縫能力はピカイチだけどプロではないし、劇団から衣装代は出ているだろうけど借金まみれの劇団だからお金かけられないはずなのにお金かけたようなレイヤー顔負けのあのクオリティは何だかなぁ…。
でも所々演者のお顔がドアップで夢女子監督向けの演出は良かった。最後左京推しはしぬ。ヤバかった。ひえっ!?ってなって思わず左京のおまんじゅう握り締めた。
小道具とかロケ地とかそういうのはすごく良かったしMANKAI寮や劇場の中は解釈一致。何年も使われてなくて支配人が管理していたとはいえ取り壊し直前にしてはちょっと綺麗すぎ?とも思ったけど一千万の借金になり得るくらいの設備かなとは。ただ総合しても見る価値はあった作品。秋冬も楽しみ。終わり。