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私は「マテンロウスカイ」と「横山典弘」に夢を見る~2024天皇賞・秋~

今週は天皇賞・秋。基本的に逆張りしたい人間として、◎にマテンロウスカイを考えています。どうして買いたいのかをここにまとめようかなと。ただのお気持ちだったり、論理的にめちゃくちゃだったり、恣意的なところだったり、集めた情報をまとめたりという意味もあるのでその辺はあしからず。
あと、マテンロウスカイが買いたいと思った後に鈴木ショータさんの動画で背中を押されてこれを書いているし、この記事の中でもたくさん出てきているので、リンク貼っときます。個人的にめっちゃ参考にしてます。考え方などが元トラックマンのこだわりを感じるし、自分にはないものばかりなので。

筆者は本気で買いますが、皆さんは冗談9割で読んでください。自分で考えている部分はこじつけばっかりなので。笑
ということでレッツゴー。

【1.きっちり控えたレースの次走は?】

マテンロウスカイ、かなり気性が前向きな馬で、逃げの手を何度も打ってきました。しかしそれでも距離短縮はそこまでせず、やっても8Fまで。今走は10F戦なので、折り合い面で言えばかなり不安も抱えるでしょう。でも絶対に安易な距離短縮はしないという教育方針のようなものを感じます。そこで馬柱を見て思ったのが、初角5番手以下の次走でかなり先行意識が高いこと。それが以下の通り。

新馬戦:初角6番手(秋山J/典さん以外唯一の騎乗)→野路菊S(OP):初角5番手
野路菊S(OP):初角5番手→1勝C:初角7番手
1勝C:初角7番手→あずさ賞(1勝C):初角4番手
1勝C:初角10番手→マカオJCT(1勝C):初角2番手
須磨特別(2勝C):初角7番手→難波特別(3勝C):初角1番手
カシオペアS(L):初角5番手→リゲルS(L):初角2番手
東京新聞杯(GⅢ):初角6番手→中山記念(GⅡ):初角3番手
毎日王冠(GⅡ):初角7番手→天皇賞・秋(GⅠ):初角?番手

結果:初角5番手以下時の次走初角4番手以内率→71%

まあこれはあくまで結果論ですし、相手関係もあるのですが、割と意図的にやってるのかなとも思いたくなります。この法則が当てはまらなかった最初の2走は2歳時のものであることと、騎手が違うこともありますし、野路菊Sは出遅れているので、むしろ例外とも言える感じ。受け取り方次第にはなりますが。笑

法則は良いけど結果はどうなん?

でも結果出てないと意味ないやんって話はどうか。法則に当てはまる5戦の結果はなんと3-1-1-0。うん、馬券内パーフェクト。いやもうめっちゃ買いたいですよねこれは。しかもこの3勝は格上挑戦の3勝C難波特別、法則に当てはまった初めてのリステッド戦であるリゲルS、そして重賞初制覇の中山記念。この流れでGⅠでも好走したっていいじゃないっていう希望的観測。
今触れた難波特別含め、OP入りしてからはこの法則が当てはまる2走で連勝しており、前走の毎日王冠では控えて折り合いに専念させたうえで直線は行き場なく馬なりでヨーホーレイクと差のない競馬。TBや展開利があったとはいえ、悪くない内容というか、次に向かうためのレースにも見えます。しかも馬なりでレースを終えており、レース間隔で嫌われるなら消耗度的にもより美味しいとも言えるので、買いたいなと思わせる要素の1つです。

ちなみに毎日王冠レース後、松永調教師のコメントはこちら。

「とてもいい内容でした。道中はリズム良く運ぶことができたし、次につながる競馬ができたと思います」

いかにもここはそういうレースをしたんだぞという感じ。折り合い面への言及と次を意識したコメントでした。実際にこのレースは引っ掛かる面はあまり見せず、内でとにかく我慢できていたので、改善傾向にはあるのかなと。ここで予行演習をして、次走先行積極策を取り、GⅠで花開くってのを狙ってても良いような気はします。これで内枠引いたらさらに買いたくなってきます。

【2.松永厩舎と典さんのコンビ】

ここはYouTubeで私が予想の参考にしている動画から引用です。それが鈴木ショータさんの穴馬予想。気になる方は以下のリンクからどうぞ。(マテンロウスカイは10:36~)

この中で松永厩舎×典さんのコンビはキャリアが長い馬が良いというお話がありました。紹介したいのは以下のデータ。

〈松永厩舎×典さんの騎乗+キャリア16戦以上の場合〉
単回収:304%
複回収:113%

これはかなり驚異的な数値だと思いますし、教育に徹しているコンビなのかなという印象でした。こういうデータはなかなか自分で調べられないから助かる。調べれられるだろうけど面倒なのが実情。笑
1つ目に紹介した、控えてからの先行のある種の裏付けというかこじつけというか。ただこの馬の場合は17戦目で中山記念を勝ってしまっているのも事実で、本当の買い時はそこだったかもしれませんが、それはしょうがないので次買うならここかなと。19戦目にして国内GⅠ初挑戦。騎手と厩舎が長い年月を掛けて育成してきた成果が見えても良いような気はしています。応援という意味でも買いたくなりますね。

【3.典さんの菊花賞でなんだよって思った人多い説】

記憶に新しい今年の菊花賞でダノンデサイルに騎乗し6着となった典さん。1番人気に支持されるも、インで閉じ込められて気付けば最後方と厳しい競馬に。正直、成す術なく下がるしかなかったので軸にしていた私としては問題ないというか、よく6着だったなこの内容でという感じ。しかし、そうは思わない人もいるような気はします。そもそもマテンロウスカイが人気することはないと思いますが、その上で典さんの先週の騎乗でより嫌われるかもしれないなら買っときたいですね。やっぱり相手が強い中であっと言わせるなら物理的にチャンスがある先行馬ですし、育成を長いことしてきたマテンロウスカイだからこそいつもの競馬をするだろうという安心もある。どんどん買いたくなってきましたね。

【4.天気も味方する可能性】

もしかすると今週は雨が降るかもという感じ。GI常連組にキレ勝負できるほどの末脚は無いので、ちょいと馬場が渋ってくれて、トップスピードを誤魔化せる持続力展開になればより嬉しい。重賞初制覇になった中山記念もかなりのタフ馬場とタフ展開で勝ち切ってますしね。まあ中山記念なりにTB向いたところはありましたが。それでも稍重以上の成績は1-0-2-1と馬券内も多いですし、着外の1回も距離的に長いセントライト記念のみ。ペース自体が極端に早くはならなそうな今回のメンバー構成なら、上位人気勢もトップスピードが削がれて、より先行有利な展開になればマテンロウスカイにも十分チャンスがあるのかなと。ちなみに逃げそうなのはシルトホルンかホウオウビスケッツですが、大逃げするタイプではないので、そこまでめちゃくちゃな展開にはならないはず。馬場状態は時の運ですが、ここも味方すればさらに買いたくなってしまうでしょう。

【5.10Fが長いのではという話は未決着】

この馬は10Fがちょっと長くて、9Fがベストだと思われてます。実際に折り合い面の不安だったり、9Fを使い続けていることや8Fも使っていたこともその話を膨らませていると思います。しかし、それを確認することが出来るのがこの天皇賞・秋でしょう。今までの10F戦はトータルで1-1-2-1。着内4回はデビュー戦からの4戦で、着外はその後唯一10F戦を使ったOPのケフェウスSのみ。しかもそのケフェウスS、前半5F57.1sという典さんを感じる逃げになっており、いわゆる前ポツン。これは度外視というか、このレースの前3走で初角2番手以内を3連打していて、馬の行きたがりがMAXになっちゃったのかなとも。あと休み明けもあったし。それを考えるとマテンロウスカイにとって10F長い問題は決着がついていないし、むしろ今ならやれてしまうのではという可能性さえ存在します。今走は毎日王冠で折り合いに専念したというケフェウスSと違う背景があるし、この決着のついていない問題で嫌われるならチャンスとさえ思えてきます。やっぱり買えそうですよね。

【6.ラップ構成が不問である強み】

これまた鈴木ショータさんの理論をパクりますが、提唱されている「33ラップ」を元に考えてみました。これはラスト上がり3Fとその前の3Fを比較して、中弛みの瞬発戦向きなのか、ほぼイーブンな持続力戦が得意なのかみたいなところを見極める考え方。残り6~4Fから上がり3Fを引いてギャップを出してます。
以下がマテンロウスカイの国内全てのレースの33ラップ。

マテンロウスカイ国内全レースの33ラップ

注:◎は1つ目に紹介した法則に当てはまるレース
見方)レース名(クラス/良以外の馬場状態):着順(初角の位置)
  〈ラスト6~4F〉-〈ラスト3~1F〉→ギャップの秒数

・新馬戦:1着(6番手)
37.3-35.5→+1.8s
・野路菊S(OP):3着(5番手)
36.5-35.0→+1.5s
・1勝C:2着(7番手)
36.1-36.8→-0.7s
◎あずさ賞(1勝C/重):3着(4番手)
36.1-34.4→+1.7s
・1勝C:2着(10番手)
36.4-33.5→+2.9s
◎マカオJCT(1勝C):2着(2番手)
35.3-34.6→+0.7s
・1勝C:1着(1番手)
35.3-34.9→+0.4s
・セントライト記念(GⅡ/稍重):13着(3番手)
36.2-35.3→+0.9s
・須磨特別(2勝C):3着(7番手)
36.1-33.6→+2.5s
◎難波特別(3勝C):1着(1番手)
35.4-33.9→+1.5s
・メイS(OP):2着(1番手)
35.1-34.4→+0.7s
・エプソムC(GⅢ/稍重):3着(2番手)
35.4-35.3→+0.1s
・ケフェウスS(L):9着(1番手)
34.9-36.5→-1.6s
・カシオペアS(L):4着(5番手)
35.0-35.4→-0.4s
◎リゲルS(L):1着(2番手)
35.8-33.4→+2.4s
・東京新聞杯(GⅢ):5着(6番手)
34.8-34.3→+0.5s
◎中山記念(GⅡ/稍重):1着(3番手)
34.9-37.6→-2.7s
・毎日王冠(GⅡ):8着(7番手)
36.1-33.7→+2.4s

+1.3s以上(=瞬発力勝負)で初角からポジション同一以上で馬券内:6/8
±0.7s以内(=持続力勝負)で初角からポジションを2つ以上(1つまでしか)下げず馬券内:5/7

以上がマテンロウスカイの33ラップ。結構凄いのが最大で+2.9s〜-2.7sまで対応して連対していること。OP以上だけに限っても+2.4s〜-2.7sで勝利。その上、3着になったエプソムC(コーナー通過順:2-3-3)では+0.1sの持続力勝負にも対応して好走。まあ重賞に出る馬なんだからそりゃ対応するだろと言いたいところですが、意外とそんなこともなく。例としてダノンベルーガは面白いほど顕著で、これまた鈴木ショータさんの動画を参考にデータを出しますが(何度もすいません)、「33ラップで+1.0s以上の差があった場合×国内10F以下戦」に限ると2-0-1-1で明らかに好走傾向。瞬発力勝負に長けてそうだなと推測できるわけです。ダノンベルーガは国内10F以下戦で2-0-1-3がトータル戦績。全てがこの好走パターン。これ面白いですよね。だから33ラップ理論、結構面白いかもと思ってマテンロウスカイでもやってみました。まあ他の馬はめんどくさいのでやりません。すいません。
話はだいぶ逸れましたが、結構何でも屋さんなマテンロウスカイであることは分かっていただけたかなと。中山記念に関しては例外的なラップとTBだったので端に置いておくとして、持続力でも瞬発力でも幅広いレンジで勝負できます。それに加えて、積極的な先行策で位置的な優位性が今走は期待できるので、瞬発力勝負で多少キレ負けしても位置取りでカバーできるのではと思ってます。持続力に関してはタフな中山記念や差し展開を前受けしきったエプソムCが保証してくれるでしょう。実際、2018年以降(パンサラッサの大逃げ除いて)の天皇賞・秋は最初の1Fを除いて11s台がほとんどなので、持続力勝負はありえそうです。いやー、買いたいですね。

【7.OP入りからの敗戦は全て言い訳が付く】

さて、マテンロウスカイは好走レンジが広いぞと言っておきながら、OP入り後(難波特別勝利後)も割と負けてるやんと思ったそこのあなた。言い訳させてください。

〈ケフェウスS〉
このレースは前ポツンが出てしまい、前半5F57.1sと10F戦ではとんでもないペースで9F目までは粘るも敗戦。先ほども述べましたが、このレースの前3走で初角2番手以内を3連打していて、休み明けも相まってかめちゃくちゃなレースに。度外視可能。

〈カシオペアS〉
これは普通に負けてるように見えますが、4角立ち上がりで進路が無く追い出し遅れるロス。外側に3頭分出してやっと追い出せての4着。2・3着とはタイム差なしで負けたけど、ここは追い出し待ちと進路変更のロスがダイレクトに響いてしまった。仕方ない敗戦。

〈東京新聞杯〉
このレースも普通に負けてる感を感じますが、このレースでは先行して内ラチ沿いを通した馬が馬券内独占。マテンロウスカイはある程度先行しつつも外を回してしまい、内の優位性は上回れず。このレースがイン有利だった事実はマスクトディーヴァの大外追い込みが強いと評価されてしばらく経ったので周知の事実かも。それならばよくやった5着でしょう。

〈ドバイターフ〉
完全に輸送ミス。かなり馬体を減らしての臨戦になってしまったらしい。そんでもってレースでもハナを切って直線の入りで早くも失速。どんだけ能力があろうとも、この調整過程だと苦しく。度外視可能。

〈毎日王冠〉
ここまでにも述べてきましたが、折り合いに専念して中団から運ぶも、行き場なく馬なりで終戦。内にもたれてたっぽいとはいえ、それでもあの感じで上がり33.4sなら、全開出せれば33.2sくらいはあったかも?度外視可能。

こちらがマテンロウスカイの言い訳コーナーでした。他のOP以上戦では馬券になってますし、メイS以降は2-1-1-5で5戦全部言い訳付くなら、やれそうな気がしてきます。馬券になりそう。買いたい。

【おわりに】

いかがでしたでしょうか。マテンロウスカイがちょっとでも買いたくなったら、私の想いは届いているようです。私みたいに◎じゃなくても、△とか☆とかでちょこっと抑えてみてはいかがでしょうか。
そしてこの記事、ネガティブな要素は書かねえのかと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなものはネットのそこら中にあるので書きません。情報漁ってたらたくさん出てくると思います。笑
そしてこの記事に度々出てきた鈴木ショータさんのYouTubeは見たほうがいいと思います。参考にするかどうかはさておき、オリジナリティのある切り口は穴馬買いたいって思わされます。あと面倒すぎて絶対にやりたくない類のデータをまとめて紹介してくれるのも素晴らしいところ。おススメです。
最後にマテンロウスカイは血統も割と向いてるらしいです。血統分かんないけど。それではさようなら。

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